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Kāṭhaka-Sam̐hitā 34(sattra章)におけるekādaśinī祭式:隠された人間犠牲と共に=The ekādaśinī Sacrifice in the Kāṭhaka-Sam̐hitā 34 (the sattra Chapter): With the Hidden Human Sacrifice
著者 Hirose, Tsutomu (著)=廣瀬勤 (au.)
掲載誌 印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
巻号v.72 n.3 (總號=n.163)
出版年月日2024.03.25
ページ969 - 972
出版者日本印度学仏教学会
出版サイト http://www.jaibs.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語英文=English
ノートAuthor Affiliation: Doctoral Student, Kyoto University, Japan
キーワードVeda; Yajurveda; sattra; dvādaśāha; animal sacrifice; human sacrifice; Tvaṣṭar
抄録 Kāṭhaka-Sam̐hitā(KS)は,古代インドの祭式に関する最古の議論や記述を収める黒Yajurveda-Sam̐hitāの1つであり,ekādaśinīと呼ばれる儀礼の説明を含んでいる.ekādaśinī儀礼は,11匹の犠牲動物からなる動物犠牲祭の一種である.ekādaśinī(「11で構成される」)儀礼の記述は,KS 33–34,つまりsattra章の中の,1年間からなるsattraの締めくくりに行われるdvādaśāha(「12日間」)儀礼の記述の中に位置している.ekādaśinīは,KSのdvādaśāhaの最初の11日間に行われていた.その直後に,動物犠牲を行ったことに対する贖罪儀礼として,Tvaṣṭar神のための動物犠牲祭が述べられる.それはdvādaśāha儀礼の12日目にTvaṣṭar神のための動物犠牲祭が行われていたことを示している.その後に,食人行為や人間犠牲と思われる記述が続く.そして,これらの記述の解釈に資する記述がMaitrāyaṇī Sam̐hitā(MS)4.8.1 pātnīvata tvāṣṭra paśu(「妻を伴ったTvaṣṭarへの動物犠牲祭」)においてみられる.すなわち,祭式においてManuの妻が犠牲として捧げられる代わりに,Tvaṣṭar神への犠牲動物が捧げられる話が述べられている.このような,人間を犠牲として捧げる代わりにTvaṣṭr̥神に動物を犠牲として捧げるという観念が当該箇所にも適用されるならば,KSのsattra章においてTvaṣṭar神への動物犠牲は人間犠牲の代替行為であると推測される.
目次1. What is the ekādaśinī sacrifice? 969
2. The ekādaśinī sacrifice in the KS 969
3. The 12th victim 970
4. The human sacrifice 970
5. Conclusion 971
Notes 971
Abbreviations 972
Bibliography 972
ISSN00194344 (P); 18840051 (E)
DOIhttps://doi.org/10.4259/ibk.72.3_969
ヒット数54
作成日2025.03.26
更新日期2025.04.09



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