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【論文7】『仏説十二遊経』の仏伝伝承 ── 成道後12年間の雨安居地を中心にして ──=The Account of the Life of Buddha in Jū-ni-yū-gyō:Locations of Sakya-muni's Residence during the Rainy Season for the First Twelve years
著者 岩井昌悟=Iwai, Shogo
掲載誌 中央学術研究所紀要. モノグラフ篇=Memoirs of the Chūō Acacemic Research Institute. Monograph Series=チュウオウ ガクジュツ ケンキュウジョ キヨウ. モノグラフ ヘン
巻号n.7 (總號=n.7)
出版年月日2003.11.13
ページ119 - 155
出版者中央学術研究所=Chuo Academic Research Institute
出版サイト http://www.cari.ne.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語日文=Japanese
キーワード十二遊経; 舎夷仁; 丈六; 提和竭羅仏; 拘耶尼国; 婆陀和菩薩; 般舟三昧経; 柳山; アングリマーラ; 穢沢リマーラ; 穢沢
抄録『十二遊経』は小さな仏伝とも呼べる文献であり、釈迦族の起源から説き始 め、菩薩の世間観察、下生、菩薩の家族(両親・親戚、妃)に言及し、釈尊の成道後12年間を記述する。本論はこの成道後12年間の記述が、釈尊の12回の 雨安居の地を示していると解釈できることを指摘し、これと他の諸雨安居地伝承との関係を論じたものである。それと同時に『十二遊経』がいかなるソースを利 用して撰述されたものであるかを探ることを試みた。『十二遊経』は大乗経典に多く言及していることから大乗経典に基づくことは容易に知られるが、原始仏教 聖典との記述との関連の有無を再確認し、関連が皆無であること確認することができた。
目次【0】はじめに 119
【1】『十二遊経』の訳出について 121
【2】『十二遊経』の仏伝記事 123
【3】成道後の12 年間の記述 131
【4】他の雨安居地伝承との比較 153
【5】まとめ(今後の課題) 155
ISSN13450468 (P)
ヒット数1110
作成日2010.03.23
更新日期2020.08.28



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