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著者 |
ゲシェー・ソナム・ギャルツェン・ゴンタ=Geshe Sonam Gyaltsen Gonta
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ロサン・イェシェー
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ロサン・チューキ・ギェルツェン
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小野裕子
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出版年月日 | 2009.10 |
ページ | 358 |
出版者 | チベット仏教普及協会 |
出版サイト |
http://www.potala.jp/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料の種類 | 書籍=Book |
言語 | 日文=Japanese |
ノート | ポタラ・カレッジチベット仏教叢書5。 |
抄録 | この本には、パンチェン・ラマ四世ロサン・チューキ・ギェルツェンの『ラムリム・デラム(菩提道次第・安楽道)』と、同五世ロサン・イェシェーの『ラムリム・ニュルラム(菩提道次第・速道)』の和訳が収録されています。 読者の理解を容易にするため、できるだけ平易な口語表現を用い、見出し等の表示方法を工夫していますが、基本的にはチベット語原典に忠実な翻訳です。「ラムリム(菩提道次第)」とは、仏教全般に渡る教理・実践の枠組みを設定し、一人の修行者が入門から仏陀の境地へ至る、その道筋を順序だてて説き示したものです。この教えの流れは、チベット仏教中興の祖師アティーシャによって確立され、ゲルク派の宗祖ツォンカパ大師の手で集大成されました。その最大の成果といえるものが、『ラムリム・チェンモ(菩提道次第広論)』です。ツォンカパ大師の法灯を継承するゲルク派の優れた学僧たちは、それぞれの時代の要請に応える形で、『ラムリム・チェンモ』の広大な内容を整理した要略や、瞑想修行用にまとめた教誡を残しています。それらの中でも代表的なものが、本書の前半に収録されているパンチェン・ラマ四世の『ラムリム・デラム』です。この著作の主な特長は、密教色の濃い方法で「ラムリム」の内容を瞑想する点だといえます。一般論として、「ラムリム」の中身の大半は、顕教に属する教えだと考えられています。しかしながら、密教の立場からすれば、それは「顕密共通の道」と位置づけられます。 この「共通の道」は、密教を志す初心者が、前行として修行すべき課題です。また、既に灌頂を受けた密教行者も、全ての基礎となる「共通の道」を繰り返し修習しなければなりません。『ラムリム・デラム』は、そうした「共通の道」の修行に直接役だつ、極めて 実践的な教誡なのです。平成十四年四月にポタラ・カレッジ東京センターで、キャプジェ・ロチュー・リンポチェ猊下(ナムギェル寺元僧院長、本会宗教・学術顧問)が『ラムリム・デラム』の講伝を三日間に渡ってお授けになったのも、この教えの重要性を意図なさってのことだといえるでしょう。後半に収録されている『ラムリム・ニュルラム』は、パンチェン・ラマ五世が、『ラムリム・デラム』の註釈として著わしたものです。これを参照しながら『ラムリム・デラム』の教えを正しく学び、そのうえで瞑想の実践に入るならば、大変効果的な修行になるでしょう。 |
ISBN | 9784903568058 (平) |
ヒット数 | 854 |
作成日 | 2010.07.01 |
更新日期 | 2010.07.01 |
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