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著者 |
前田耕作=Maeda, Kosaku
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出版年月日 | 2010.04.21 |
ページ | 224 |
出版者 | 岩波書店 |
出版サイト |
http://www.iwanami.co.jp/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料の種類 | 書籍=Book |
言語 | 日文=Japanese |
抄録 | 中国・天山山脈からガンダーラへ。「シルクロード」と呼ばれた古道のほとりで、東西の宗教や言語がまじりあう豊穣な文化をはぐくんだ西域・中央アジアの国々。今は歴史の彼方に失われたその姿を、旺盛な好奇心と鋭い観察力をもって記録に留めたのが玄奘三蔵そのひとであった。前人未踏の地をゆく、険しくも心躍る玄奘の旅を追体験する。玄奘(げんじょう)三蔵は仏法を求めてシルクロードを踏破し、遥(はる)かにインドまで旅をした。現代人には壮大なロマンのように見えるが、古代では文字通り命がけの冒険であった。その困難と危険の大きさは、おそらく今日の月への旅に匹敵するであろう。じっさい玄奘以来、誰一人として同じ道を通ったことはない。それどころか、部分的なルートでも未(いま)だに踏査されていない箇所(かしょ)がいくつも残されている。アフガニスタン領内には、九折の坂と呼ばれた難所がある。探検家、考古学者を含めて同じ険路を歩いた人はまだいない。本書は東西にわたる史料を駆使し、その苦難の歴程を再現した。これまでの紹介本と違って、玄奘の西域行について、文化史の立場から検討が行われた。この視点から眺めると、玄奘の残した『大唐西域記(だいとうさいいきき)』はもはや単なる古代の旅行記にとどまらない。その正確無比な記述は考古学の手がかりになり、また人類学の貴重な記録としても読める。 |
ISBN | 9784004312437 |
ヒット数 | 866 |
作成日 | 2010.07.20 |
更新日期 | 2010.07.20 |
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