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禅のこころ -- その詩と哲学
著者 竹村牧男=Takemura, Makio
出版年月日2010.01.06
ページ288
出版者筑摩書房
出版サイト http://www.chikumashobo.co.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類書籍=Book
言語日文=Japanese
ノート著者略歴:竹村牧男(タケムラマキオ)1948年、東京生まれ.1971年、東京大学文学部卒業、1975年、東京大学大学院印度哲学専修博士課程中退.文化庁宗務課専門職員、三重大学助教授、筑波大学助教授、教授を経て、2002年、東洋大学文学部教授、2009年9月より東洋大学学長.唯識研究で、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)。ちくま学芸文庫。文庫判
抄録禅とは何だろうか。古来、仏の悟りの真髄をこころからこころへと伝えてきたため、その世界に参入するのはなかなか難しい。本書はこの難問に応える。禅の世界は、坐禅修行を通して真実の自己とは何かを究明し、同時に現実世界において平常心に生きる道であることを解き明かす。そこに開かれる、自然や他者との不二の境地は、まさに詩となり、味わいに富む言葉に結晶する。その禅的境涯にひそむ理路は、「言語」「時間」「身心」「行為」などの哲学的探究の展開ともなる。禅を、今を生きるための思想として、多くの人の身近なものとすべく意図された、他に類例のない入門書。

目次
1 真実の自己を尋ねて“実存”
2 「春は花」の風光“言語”
3 永遠の今に生きる“時間”
4 仏に逢うては仏を殺す“身心”
5 平常無事のこころ“行為”
6 自他不二の世界“協働”
7 大悲に遊戯して“大乗”
付編 良寛における詩と哲学─『法華讃』の世界
ISBN9784480092670
ヒット数557
作成日2010.08.02
更新日期2010.08.02



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