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『菩薩地』における身体観 : 初期瑜伽行派における身随観の意義=Observation of the Body in the Bodhisattvabhumi : Significance of the kayanupasyana in the Early Yogacara Philosophy
著者 高橋晃一 (著)=Takahashi, Koichi (au.)
掲載誌 印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
巻号v.61 n.3 (總號=n.130)
出版年月日2013.03
ページ1197 - 1203
出版者日本印度学仏教学会
出版サイト http://www.jaibs.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語英文=English; 日文=Japanese
キーワードthe Bodhisattvabhumi; the Sravakabhumi; smrtyupasthana; kayanupasyana
抄録初期仏教から大乗仏教に至るまで重要視された瞑想法に四念処(四念住)がある.単独で扱われることもあり,三十七菩提分法の筆頭に置かれることもある.アビダルマでは四聖諦現観の前段階である加行位に位置づけられる.この四念処は身受身法に関する随観(anupasyana/anupassana)と密接に関わっており,それに応じて身受心法の四種の念処が説かれる.先行研究が指摘するように,四念処の内容に関しては,阿含・ニカーヤにおいても異同があり,またアビダルマにおいては観想法の解説にとどまらず,哲学的な解釈が施されるなど,思想史的な発展が見られるが,基本的には不浄観や四顛倒と深く関係している.例えば,修行者は身体に関して,その不浄性や無常性を洞察し,執着を離れるよう努める.ところで,『瑜伽師地論』の最古層に属する『菩薩地』も三十七菩提分法を説明する際に四念処に言及している.その記述は極めて簡潔で,身体に関する随観のみを説明し,あとは省略されているが,その要点は「菩薩は,身体を身体として存在するものと構想しないが,全く存在しないと見るわけでもなく,身体は言語表現し得ない本質を持っていることをありのままに理解する」というものである.「言語表現し得ない本質(nirabhilapyasvabhava)」は『菩薩地』の思想の中核にある概念であり,その背景には言語表現を超えた実在が想定されている.したがって身念処に関していえば,身体をある意味で肯定的に捉え直していると言える.少なくとも『菩薩地』では単に身体を不浄,無常なものと観て厭離するという発想が見られない.これは瑜伽行派以前の思想との顕著な相違点と言えるだろう.この見解は大乗の菩薩行との関係から考察する必要があろうが,すでに本稿の考察範囲を大きく超えている.今後の課題としたい.
ISSN00194344 (P); 18840051 (E)
ヒット数112
作成日2015.08.28
更新日期2019.05.20



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