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ジャイナ教律文献における客来比丘の吟味=Examination of the Newly-Arrived Monk in Jain Vinaya Texts
著者 堀田和義 (著)=Hotta, Kazuyoshi (au.)
掲載誌 印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
巻号v.62 n.3 (總號=n.133)
出版年月日2014.03
ページ1119 - 1123
出版者日本印度学仏教学会
出版サイト http://www.jaibs.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語英文=English; 日文=Japanese
キーワードVyavahara; Vyavaharabhasya; Malayagiri; agantukabhiksu; alocana; upasampada
抄録仏教には出家修行者の集団生活に関する規則をまとめたものとして律蔵があるが,ジャイナ教にもこれに相当するものとして「チェーヤ・スッタ」(Cheya-sutta)と呼ばれる文献群がある.そのチェーヤ・スッタの1つにVyavaharaがあり,その注釈書Vyavaharabhasyaの第1章では様々な告白(alocana)を扱っている.なかでも,第243詩節以降では,別のグループへの編入許可(upasampada)に関わる罪の告白について記されており,そこには,以前のグループを脱退して,新たな別のグループへの加入を希望する客来比丘(agantukabhiksu)の吟味方法が具体的に記されている.本稿では,これらの吟味方法を注釈者マラヤギリの解釈に基づいて概観する.本論で扱うのは,客来比丘の脱退が不浄な場合(2.1.)と脱退が不浄な客来比丘を拒絶するための6つの断り文句(2.2.)に関する記述という2つに大きく分けられる.そして,2.1.はさらに,不浄な脱退に関する10種の実例(a)(2.1.1.)と不浄な脱退に関する7つの実例(b)(2.1.2.)との2つに分けて検討し,前者ではそれぞれの状況と僧侶の台詞,後者では見捨てるべきでないアーチャーリヤの種類を具体的に見ていく.これらの記述は会話体を交えて生き生きと描写されており,実際にあった事例を思わせる.これらが詳細に記録された背景には,前のグループで何らかの問題を起こした僧侶は,新しいグループでも同様の問題を引き起こすかもしれない,という懸念があったと考えられる.それと同時に,過失が重大でなければ滅罪儀礼によって反省した後に受け入れられたという事実の中には現実的な配慮も認められる.
ISSN00194344 (P); 18840051 (E)
ヒット数159
作成日2015.09.09
更新日期2019.05.23



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