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カシュミール版『バガヴァッド・ギーター』に関する覚書 : バースカラの引用句を手掛かりに=A Note on the Kashmirian Recension of the Bhagavadgita : Gita Passages Quoted in Bhaskara's Gitabhasya and Brahmasutrabhasya |
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著者 |
加藤隆宏 (著)=Kato, Takahiro (au.)
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掲載誌 |
印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
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巻号 | v.62 n.3 (總號=n.133) |
出版年月日 | 2014.03 |
ページ | 1144 - 1150 |
出版者 | 日本印度学仏教学会 |
出版サイト |
http://www.jaibs.jp/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料の種類 | 期刊論文=Journal Article |
言語 | 英文=English; 日文=Japanese |
キーワード | Bhagavadgita; Kashmir Recension; Bhaskara; manuscript(s) |
抄録 | ヴェーダーンタ派のバースカラによる『バガヴァッド・ギーター註解』は,シャンカラが註解をなした『ギーター』流布版とは異なるバージョン,いわゆるカシュミール版に対する註解であることが知られている.先行研究の示すところによれば,バースカラが註釈した『ギーター』は流布版およびカシュミール版の原型であった可能性もあり,バースカラの引用した『ギーター』は彼の活躍した年代や地域について考える上で貴重な資料である.本稿では,バースカラの『ギーター註解』に採用された『ギーター』本文の読みをシャンカラの採用する流布版の読み,及び,アーナンダヴァルダナ,ラージャーナカ・ラーマカンタ,アビナヴァグプタといったカシュミール版ギーターに対する諸註釈に採用された読みと比較し,カシュミール版ギーターの特徴について概観した.また,バースカラの『ギーター註解』及び『ブラフマスートラ註解』に引用された『ギーター』の章句,特に諸写本に見られる異読の分析を手掛かりに,テクスト伝承という観点からカシュミール版ギーターの成立事情について考察する. |
ISSN | 00194344 (P); 18840051 (E) |
ヒット数 | 339 |
作成日 | 2015.09.09 |
更新日期 | 2019.05.23 |
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