サイトマップ本館について諮問委員会お問い合わせ資料提供著作権について当サイトの内容を引用するホームページへ        

書目仏学著者データベース当サイト内
検索システム全文コレクションデジタル仏経言語レッスンリンク
 


加えサービス
書誌管理
書き出し
ジャヤデーヴァの言及する"aṃsarga-maryādā"=The aṃsarga-maryādā in the Śabdamaṇyāloka of Jayadeva
著者 岩崎陽一 (著)=Iwasaki, Yoichi (au.)
掲載誌 印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
巻号v.64 n.3 (總號=n.139)
出版年月日2016.03
ページ1100 - 1105
出版者日本印度学仏教学会
出版サイト http://www.jaibs.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語英文=English
キーワードSaṃsargamaryādā; Jayadeva; Nyāya; śabda
抄録新ニヤーヤ学派の言語理論でしばしば用いられる謎めいたタームに,"samsarga-maryada"というものがある.B. K. Matilalの用いた"relational seam"という訳語が比較的広く普及しているが,それが何を意味するのか明らかでない.一般に,これは,Jayanta Bhattaのいう"tatparya-sakti"に相当する,語意と語意を結びつけて文意を理解するためのちからであり,そしてそれは意味的・構文的要請関係(akanksa)に等しいものと考えられている.一方,この伝統的見解に同意せず,"samsarga-maryadaya"という表現を"samsarga-vidhaya"と同じ意味,すなわち「連関として」という意味に解釈するGerdi Gerschheimerのような研究者もいる.これまで,"samsarga-maryada"という語の最古の出典はRaghunatha Siromaniの著作にみられるとされてきたが,筆者は初期新ニヤーヤ学派の註釈文献の写本を調査し,Raghunathaに先行するJayadeva=Paksadhara Misraによる,Tattvacintamani言語部の註釈に用例を発見した.本論文ではこの新資料を用いて,"samsarga-maryada"に関する上述のようなこれまでの議論を検証する.結論として,"samsarga-maryada"を客体的性質と捉える伝統的見解と,Gerschheimer解釈のいずれも完全に支持することはできないのだが,伝統説の方に若干の分があると思われることを述べた.ただし,それを"tatparya-sakti"のような「ちから」としては捉えることはせず,また要請関係への還元は後代の議論であるので論じない."samsarga-maryada"の訳語としては,K. K. Rajaの訳語"law of association",すなわち「連関の規則」というものを仮に支持する.
目次1.Introduction 1100
2.Preliminaries 1100
3."Saṃsarga-maryādā" in the Śabdamaṇyāloka 1101
4.Conclusion 1103
ISSN00194344 (P); 18840051 (E)
ヒット数111
作成日2016.12.16
更新日期2019.06.06



Chrome, Firefox, Safari(Mac)での検索をお勧めします。IEではこの検索システムを表示できません。

注意:

この先は にアクセスすることになります。このデータベースが提供する全文が有料の場合は、表示することができませんのでご了承ください。

修正のご指摘

下のフォームで修正していただきます。正しい情報を入れた後、下の送信ボタンを押してください。
(管理人がご意見にすぐ対応させていただきます。)

シリアル番号
569688

検索履歴
フィールドコードに関するご説明
検索条件ブラウズ