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迎仏鳳儀の歌:元の中国支配とチベット仏教
著者 乙坂智子 (著)=Otosaka, Tomoko (au.)
出版年月日2017.03.03
ページ640
出版者白帝社
出版サイト http://www.hakuteisha.co.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類書籍=Book
言語日文=Japanese
抄録元のモンゴル人王侯たちは、なぜあれほどまでにチベット仏教を尊奉したのか。
従来これについては、チベット地域掌握という側面からの議論が多くおこなわれてきた。
しかし元は、中国域内においてもチベット仏教奉戴事業を盛大に展開している。
では、これは対チベット政策から派生した単なる「溺仏」なのであろうか。
本書はこの問題を、元の中国支配、なかでも漢民族社会に対する政治的圧力という視点から考察する。
目次序章 課題の設定
第一節 先行する諸議論
第二節 課題
第一部 チベット仏教の導入−「崇奉」という認識の成立とその政治的機能
第一章 元初におけるチベット仏教導入と漢民族社会
序言
第一節 帝師位の設定と漢民族社会
第二節 帝師「崇奉」という判断の根拠と判断主体
結語
第二章 儒教とチベット仏教
序言
第一節 儒教的観念と帝師
第二節 儒教儀礼とチベット仏教奉戴
第三節 チベット仏教導入の政治的機能−儒仏の位相
結語
第二部 否定的反応
第一章 反発:楊璉真伽の発陵をめぐる漢文文書
序言
第一節 それぞれの“真実”−君主は発陵を承認していたか
第二節 「異端」−仏僧という認識枠の適用
第三節 奇跡
結語
第二章 批判:元の崇仏に対する漢民族官員の諫奏−「聖」と「異端」の刻印
序言
第一節 李元礼−中央官僚の諫奏
第二節 張養浩・張珪・蘇天爵−その後の中央官僚たち
第三節 鄭介夫−中央政界外部からの諫奏
第四節 反響
結語
第三章 否定:「元之天下、半亡於僧」の原像−国家仏事に関する元代漢民族史官の記事採録様態
序言
第一節 課題の設定
第二節 否定−仏事抑制記事
第三節 告発−仏事実施記事
結語−「元之天下、半亡於僧」
第三部 受容的反応
第一章 協調:奇跡譚の生成−仁宗期漢文文書におけるチベット仏教僧の造形
序言
第一節 延祐五年「護国寺碑」
第二節 仁宗期におけるチベット仏教宣揚
第三節 儒家知識人に課されたチベット仏教僧への言及
結語
第二章 止揚:呉澄撰パクパ帝師殿碑文二篇−反仏教的「真儒」のチベット仏教僧顕彰文
序言
第一節 呉澄の反仏教的言動
第二節 呉澄碑文とその構成
第三節 用語・叙述の特質
第四節 話題の設定
第五節 儒仏の位相−チベット仏教に対する否定と受容
第六節 撫州路帝師殿
第七節 南安路帝師殿
結語
第三章 称揚:聖世呈祥の証言−大都の游皇城
序言
第一節 都市の記憶−游皇城の源流
第二節 行列の構成
第三節 巡行ルート
第四節 「与民同楽」「混一華夷」−描き出された観念
第五節 游皇城を題材とする呈祥詩文
第六節 皇帝への歓呼−民の悦服・天の承認
第七節 政権不安定期と呈祥詩文−游皇城の機能
結語−「万邦稽首、称天子聖」
結章
第一節 第一の課題−認識の主体・その認識を表明させた要因
第二節 第二の課題−元の中国支配における政治的機能
ISBN9784863982789
ヒット数83
作成日2018.09.28
更新日期2018.09.28



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