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『維摩経』の今日的意義:世に住む維摩 ― 「行動する仏教」への視点=《維摩詰經》的現代意義:世俗中的維摩 ― 以實踐中的佛教為視點=The Contemporary Significance of the Vimalakirtinirdeśa: Vimalakirti Staying in the world as a Perspective on Engaged Buddhism
著者 西野翠 (著)=Nishino, Midori (au.)
掲載誌 佛光學報=Fo Guang Journal of Buddhist Studies
巻号n.1 新4卷
出版年月日2018.01
ページ55 - 98
出版者佛光大學佛教研究中心
出版サイト https://cbs.fgu.edu.tw/
出版地宜蘭縣, 臺灣 [I-lan hsien, Taiwan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語日文=Japanese
ノート作者為大正大學綜合佛教研究所研究員
キーワード『維摩経』= 《維摩詰經》=The Vimalakirtinirdeśa; 仏国土建設=佛土建設=Purification of the Buddha-field; 動する仏教(人間仏教)= 實踐中的佛教(人間佛教)= Engaged Buddhism (Humanistic Buddhism)
抄録 大乗仏教について、山田龍城は 『大乗仏教成立論序説』のなかで「(大乗とは)般若経において宣言され弘められたのに始まり、大乗の要点はハンニヤハラミツを含んでいること…大乗の興りは大乗菩薩(bodhisattva)の出現に帰する」と述べている。初期大乗仏教経典の一つである『維摩経』(The Vimalakirtinirdeśa)はまさにハンニヤハラミツ(prajñaparamita:空・不二)を土台として大乗菩薩の行を説く経典であり、その主人公・維摩(Vinalakirti:維摩詰)は、一切衆生の利益を願って穢土に来生した大乗菩薩の理想像として描かれている。旧弊に囚われず真実の道を示す維摩の雄々しい姿は、閉塞した現代社会の人々に活力を与え、真実の道へと導くことができるのではないだろうか。また、『維摩経』で展開される仏国土建設理論は、現代における世界平和の実現と理想社会の建設にも通用する教えを含んでいる。さらに、世俗社会のただ中における維摩の活動は、今日の「行動する仏教」(人間仏教)に一つの指針を与えている。

關於大乘佛教,山田龍城在《大乘佛教成立論序說》中提到:「(所謂大乘)是通過般若經的宣言開始弘揚,大乘的主要內容應包含般若波羅蜜多……大乘的興起歸因於大乘菩薩(bodhisattva)的出現」。《維摩詰經》(The Vimalakirtinirdeśa)作為大乘佛教經典之一,正是以般若波羅蜜多(prajñaparamita:空、不二)為基礎,敘述大乘菩薩行為的經典。作為主人公的維摩(Vimalakirti:維摩詰)為了一切眾生的利益乘願而來到塵世,描述了大乘菩薩的理想形象。沒有守舊並指出真實路途的維摩英姿,是否能對於封閉的現代社會給予活力,引導人們走上真實的道路。另外,《維摩詰經》所闡述的佛土建設理論,對於現代世界和平的實現與建構理想社會也有適當的教導。再者,維摩在世俗社會中展現的各種活動,對於實踐中的佛教(人間佛教)而言也提供了一種指導性的內容依據。

Regarding Mahayana Buddhism, Ryujo Yamada has said, "(Mahayana Buddhism) was started by declaring it in the Prajñaparamita sutras, so the main essence of it is prajñaparamita … the origin of Mahayana Buddhism is attributed to the appearance of its bodhisattvas," in his Daijo bukkyo seiritsu ron josetsu 大乗仏教成立論序説 (Prolegomenon to the Theory of the Establishment of Mahayana Buddhism). As the Vimalakirtinirdeśa is one of the sutras of early Mahayana Buddhism, it is exactly the sutra which explains Mahayana bodhisattvas based on prajñaparamita emptiness and non duality. The main character of this sutra, Vimalakirti, is described as an ideal Mahayana bodhisattva who came down to the impure land wishing to make the people there happy. The heroic figure Vimalakirti, who bravely shows the truth without being captured by conservative ideas, might inspire people in this confused modern world and lead them to the way of the truth. The theory of purifying the Buddha land shown in this sutra contains the teachings which are available to realize world peace and build an ideal society even today. Moreover, Vimalakirti's activities in secular society might provide guidelines for Engaged Buddhism or Humanistic Buddhism in modern days.
目次はしめに 60
1.菩薩の行としての仏国上建設 61
1-1大乗菩薩の特性 63
1-2『維摩経』における薩 65
2.仏国上建設の青写真:世尊の説法 67
2-1仏国上建設の大前提-空の理解 67
2-2仏国上建設の必要資材(十八種浄上の因) 70
2-3仏国土建設のプロセス 71
2-4大乗薩の修行 75
3.仏国十建設のカギは「不二」:維摩の説法 76
3-1『維摩経』における心と「心の浄化」 76
3-2「心の浄化」を支える不二 77
3-3衆生済度の推進力としての不一-不二即慈悲 79
4.現代社会と『維摩経』 81
4-1現代人への維摩の教え-独り歩む者の道標 82
4-2浄土へ行く道-八種の法 83
4-3「仏国上建設」を持続拡散する「無尽灯の法門」 84
おわりに:「行動する仏教」(人間仏教)と『維摩経』 88
引用書目 91
付録1『維摩経』のストーリー展開 94
付録2十八種浄十の因(一部簡略化して表示) 95
付録3仏国上建設のプロセス 97
ISSN24143006 (P)
ヒット数460
作成日2020.04.13
更新日期2020.04.14



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