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スリランカの大乗仏教―文献・碑文・美術による解明
著者 森祖道 (著)
出版年月日2015.06.01
ページ496
出版者大蔵出版
出版サイト https://www.daizoshuppan.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類書籍=Book
言語日文=Japanese
ノート第25回 【鈴木学術財団特別賞受賞】
抄録上座部仏教国スリランカには、かつて大乗仏教が栄えていた!
今は忘れ去られた、彼の国の大乗仏教・密教の足跡を、サンスクリット・パーリ・シンハラ語諸文献はもとより、碑文銘文・美術彫刻など考古学資料をも駆使して、その全貌を丹念に浮き彫りにした画期的総合研究。

 着想以来、約半世紀の時を経て、今、改めて世に問う一書!
 紀元前3世紀後半より今日に至るまで、およそ2200年に及ぶ仏教の歴史を有する、現存最古の仏教国スリランカは、現在では上座部仏教の中心国として有名であるが、実は約1000年の間、上座部と大乗仏教・密教が併存していた時代があった。
 しかしながら、スリランカに関する仏教研究と言えば、上座部のパーリ文献研究が主流であったため、スリランカの大乗仏教に関する研究は、今日なお未開拓の分野であるといっても過言でない。
 本書は、「弥勒菩薩」「観音菩薩」「密教」の三つをキーワードに、サンスクリット・パーリ・シンハラ語や漢文の諸文献からその足跡を探るだけでなく、各地で発見されている大乗尊像や碑文などの「物証」までをも分析の対象とし、さらには、12世紀後半のスリランカ大乗消滅後から現在に至るその消息をも追った、スリランカの大乗仏教の全容解明に向けての先駆的な総合研究といえる。
目次序 論
 第一章 研究の目的
 第二章 研究史
 第三章 研究資料と方法
 第四章 問題の提起
第一篇 スリランカの弥勒菩薩
 第一章 パーリ文献に見られる弥勒菩薩
 第二章 美術・碑文に現れる弥勒菩薩
第二篇 スリランカの観音菩薩
 第一章 パーリ文献・碑文に現れる観音菩薩
 第二章 美術に現れる観音菩薩像―非密教系を中心として
第三篇 スリランカの密教
 第一章 問題の所在
 第二章 スリランカ資料(文献・碑文)による検討
 第三章 スリランカ資料(美術彫刻)による検討
 第四章 中国資料による検討
 第五章 インドネシア資料の検証
結 論
 第一章 本研究の総結
 第二章 スリランカ大乗仏教消滅後の消息
附 論
 解 説
 第一 スリランカの大乗仏教について
 第二 アッタカターに見られる唯識説―「獄卒論」をめぐって
 第三 ダンベーゴダの観音菩薩像とその復興
 第四 『ニカーヤサングラハワ』の「大乗記述」への批判
参考文献/索 引
ISBN9784804305912
関連書評
  1. 森祖道, 『スリランカの大乗仏教-文献・碑文・美術による解明-』, 大蔵出版, 2015年=A Study of Mahayana Buddhism in Sri Lanka: Literary, Inscriptional and Sculptual Approach by Mori Sodo / 馬場紀寿 (著)=Baba, Norihisa (au.)
ヒット数361
作成日2021.10.28



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