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称名寺聖教『法事讃光明抄』について(一):概要と巻一翻刻
著者 赤松信映 (著) ; 西村慶哉 (著) ; 佐竹真城 (著)
掲載誌 宗学院論集=Journal of Jōdo-Shinshū studies
巻号n.91
出版年月日2019.03
ページ162 - 208
出版者浄土真宗本願寺派宗学院=Jodoshinshu Hongwanji-ha Shugakuin
出版サイト http://shugakuin.hongwanji.or.jp/index.html
出版地京都, 日本 [Kyoto, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語日文=Japanese
ノート共同研究
キーワード覚明房長西; 九品寺流; 浄土疑芥; 法事讃疑芥; 諸行本願義; 良忠; 法事讃私記; 金沢文庫
抄録現在、神奈川県立金沢文庫で管理される称名寺聖教のなかに、『法事讃光明抄』(目録番号: 九四—四— 一〜四)と仮に名づけられた一書がある。四巻に分冊された本書は、古目録類にはその名を見ることはできないものの、内題と撰号より、法然門下の覚明房長西(一一八四—一二六六)による善導(六一三—六八一)撰『安楽転経行道願生浄土法事讃』(以下『法事讃』と略称)の註釈書であることが分かる。古来、長西の著作のほとんどは早くに散逸したと考えられていたため、昭和の調査で顕出されて以降、研究者の間では長西教義を窺う上で重要な典籍であると認識されていた。ところが、癖のある筆跡、所謂くずし字で記されているためか、今日まで一部を除いて翻刻が紹介されることもなく、殆ど研究に用いられることはなかったのである。
筆者が一瞥したところ、『法事讃光明抄』は、種々の観点より重要な典籍であることは明らかである。すなわち、成立年こそ未だ詳らかでないが、文永五(一二六八)年の書写奥書を持つことから、現存最古級の『法事讃』註釈書として貴重である。また、撰者が長西であることから、長西教義、特に『法事讃』巻下に全文引用される『阿弥陀経』の理解を知ることができるほか、今日は散逸して伝わらない浄土教典籍を数多く引用している点、さらには長西と同時代に活躍した鎮西義第三祖の然阿良忠(一一九九—一二八七)への影響を看取できる点など、長西教義研究のみならず、中世浄土教研究に大きく資することができる典籍であると考えられる。
小論は、『法事讃光明抄』の概要を記し、併せて巻一の翻刻を掲載して、長西教義研究の益々の進展と、中世浄土教研究の一助となることを願うものである。なお、巻二以降についても稿を改めて翻刻を紹介する予定である。
目次概要(佐竹) 162
はじめに 162
一 書誌情報 166
二 『法事讃疑芥』に関する先行研究 169
三 『法事讃疑芥』の内容 173
四 内題割註の「私解」について 175
五 良忠への影響 176
小結 182
『法事讃疑芥』巻一翻刻 188
ISSN02874571 (P)
ヒット数161
作成日2022.01.11
更新日期2022.01.12



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