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The Venerable Person from the Western Region in the Abhidharma Mahāvibhāṣā Śāstra=『大毘婆沙論』における西方尊者 |
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著者 |
Ishida, Kazuhiro (著)=石田一裕 (au.)
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掲載誌 |
印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
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巻号 | v.66 n.3 (總號=n.145) |
出版年月日 | 2018.03.25 |
ページ | 1085 - 1090 |
出版者 | 日本印度学仏教学会 |
出版サイト |
http://www.jaibs.jp/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料の種類 | 期刊論文=Journal Article |
言語 | 英文=English |
キーワード | xifang zhushi; 西方諸師; nirvedhabhāgīya; 阿毘達磨大毘婆沙論 |
抄録 | 本論文は『大毘婆沙論』における西方尊者の学説を考察したものである.『大毘婆沙論』第六巻と第七巻では,西方尊者による煖・頂・忍・世第一法の四法からなる順決択分の考察が紹介される.『大毘婆沙論』は『発智論』に対する注釈書であるから,当然『発智論』の枠組みに従ってその本文を注釈するが,『発智論』は四つの順決択分のうちで忍のみを説かない.忍が順決択分に組み込まれる思想的な背景についてはこれまで研究がなされてきたが,本論文では『大毘婆沙論』が西方尊者の順決択分の解釈を紹介することで,四法からなる順決択分の導入の妥当性を補強した可能性に言及した.すなわち『大毘婆沙論』は,西方尊者の四法からなる順決択分に対する分析を紹介したのちに,初めて四善根位の語を用いて順決択分の考察を行う.ここでは西方尊者説が「四善根位=順決択分」という理解の導入の役割を担っていると推測することができるのである.同時に本論文において『大毘婆沙論』における「尊者」という語の用例を検討し,この西方尊者がある特定の論師を指す可能性が高いことも示した. |
目次 | 1. The Aim of This Paper 1085 2. The Nirvedhabhāgīya Interpretation 1085 3. The Term zunzhe 1086 4. Why the Theory of the Xifang zunzhe Is Adopted 1087 5. Conclusion 1088 |
ISSN | 00194344 (P); 18840051 (E) |
DOI | https://doi.org/10.4259/ibk.66.3_1085 |
ヒット数 | 123 |
作成日 | 2022.08.09 |
更新日期 | 2022.08.09 |
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