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Varieties of Belief in Nichiren Buddhism in Modern Japan=近代日本における日蓮信仰の諸相
著者 Miwa, Zeho (著)=三輪是法 (au.)
掲載誌 印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
巻号v.69 n.3 (總號=n.154)
出版年月日2021.03.25
ページ1184 - 1190
出版者日本印度学仏教学会
出版サイト http://www.jaibs.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語英文=English
キーワードKojima Ainosuke; Tōitsu-Bushi; Nichiren Buddhism
抄録この研究は,日蓮仏教が信仰者に与える心理的影響を考察するために,近代日本における日蓮仏教の信仰者一人一人にスポットを当て,調査考察を試みようとするものである.今回は,京都駅前に建つビジネスホテル・法華クラブの創業者である小島愛之助を取り上げた.彼は法華倶楽部を創業する以前,「宇都宮太郎」という芸名で,日蓮の生涯を庶民に広めるための「統一節」なる講談を全国各地で興行していた.本稿では,小島の生涯において,大正年間の日記に確認できる,入門・巡行の生活,玉雄との結婚,長男の誕生,次男の早世,という4つの出来事に焦点を当て,彼の信仰の特質について考察した.

小島愛之助は明治17年(1884)兵庫県に生まれ,大正元年(1912)に統一節と出会う.統一節とは日蓮の生涯を節とともに読み上げていく講談で,講談師「宇都宮主計之助」,本名妹尾朔によって創作された.小島は妹尾を師とし,宇都宮太郎の名前で布教の日々を送る.妹尾について巡講の旅に出るようになると,小島の日蓮信仰が深まりを見せる.当初は統一節という芸能に魅了されていたが,日蓮遺文に触れて日蓮への理解が深まると,日蓮仏教の布教のため,その責務を果たすべく行動するようになっていく.

小島は,常に使命感に基づいて行動していたと考えられる.それは,日蓮仏教を広宣流布するための統一節であり,法華倶楽部創業であり,立正活映株式会社の設立であった.その使命感を強化するもの,換言すれば小島を信仰へ導くものとして,妹尾朔によって執筆された日蓮伝があり,日蓮の生き方が規範となって,彼を突き動かしたといえるであろう.
目次Introduction 1184
1. Birth 1184
2. Senō Hajime and Tōitsu-Bushi 1185
3. Kojima Ainosukeʼs faith in Nichiren Buddhism 1187
A. Initiation and traveling, from a performance to the faith 1187
B. The marriage with Tamao 1188
C. The birth of Kojimaʼs eldest son, Isondo 1189
D. The death of the second son, Yoshio 1189
Conclusion 1190
ISSN00194344 (P); 18840051 (E)
DOIhttps://doi.org/10.4259/ibk.69.3_1184
ヒット数57
作成日2023.01.04
更新日期2023.01.04



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