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A Preliminary Study of a Newly Discovered Sanskrit Manuscript of the Mahāvairocanābhisaṃbodhi=新出『大日経』の梵語写本について
著者 Wang, Jun-qi (著)=王俊淇 (au.)
掲載誌 印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
巻号v.70 n.3 (總號=n.157)
出版年月日2022.03.25
ページ1102 - 1108
出版者日本印度学仏教学会
出版サイト http://www.jaibs.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語英文=English
キーワードMahāvairocanābhisaṃbodhi; Uttaratantra; Sanskrit Manuscript
抄録 『大日経』は,密教の基礎となる経典である.現代の研究者の間では,『大日経』は7世紀半ばに成立したとする説が一般的であり,『金剛頂経』とともに密教の正式な成立を示すものとされている.しかし,インド密教の急速な発展に伴い,『大日経』は『金剛頂経』ほど注目されなくなり,前者は後世の分類では下位の段階,つまり「行」の段階とみなされるようになったのである.注目されていないテキストほど,サンスクリット語の写本が残っている可能性は低く,『大日経』のサンスクリット語写本が近年まで発見されなかったのもそのためであろう.2020年に中国人民大学の張美芳氏が行った西蔵自治区での写本調査では,『大日経』のサンスクリット語写本のフォリオが1枚だけ確認された.本論文は,このフォリオについての予備的な研究を発表することを目的としており,その中には『大日経』の文字表や,サンスクリット語転写とチベット語翻訳との比較が含まれている.
目次1. Introduction 1102
2. Table of Scripts 1103
3. Diplomatic Edition 1104
ISSN00194344 (P); 18840051 (E)
DOIhttps://doi.org/10.4259/ibk.70.3_1102
ヒット数261
作成日2023.01.10
更新日期2023.01.11



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