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興教大師覚鑁の機根観(2):頓・漸・超と密教の機根=A Study on the Kakuvan's thoughts of the propensity and capacity of a man : Part 2
著者 苫米地誠一 (著)
掲載誌 智山学報=Journal of Chizan Studies=智山學報
巻号v.42
出版年月日1993.12.12
ページ243 - 258
出版者智山勧學會
出版サイト https://www.chisankangakukai.com/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語日文=Japanese
ノート智豊合同教学大会紀要,興教大師850年御遠忌記念号
抄録覚鑁の機根観は、これ迄は主として往生論との関わりの中で、最晩年の撰述である『五輪九字秘釈』を中心に、即身成仏(現身往生)の機根と順次往生の機根の分類が論じられてきたが、而しそれとは別なタイプの機根観を主張する所も見られる。即ち、『大日経疏』に基づく頓入・漸入・超入の機根分類、或は密教の機根というものに就ての様々な説明(上根上智とは求める所の果による名称であって生得の素質ではないとし、智慧が無くとも信のみによって上根上智となるとし、又結縁灌頂によって密教の機根が定まるとする等)が為されている。ここではその様な鑁覚の機根観の全体を探ってみいた。
目次【論文要旨】 243
一、 はじめに 243
二、 頓・ 漸・ 超の機根 244
三、 密教の機根 248
四、 まとめ 251
註 253
興教大師覚鑁の機根分類 257
ISSN02865661 (P)
DOIhttps://doi.org/10.18963/chisangakuho.42.0_243
ヒット数476
作成日2023.04.10
更新日期2023.04.12



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