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構築された仏教思想:ゴータマ・ブッダ 縁起という「苦の生滅システム」の源泉
著者 並川孝儀 (著)=Namikawa, Takayoshi (au.)
初版
出版年月日2010.10.30
ページ128
出版者佼成出版社
出版サイト https://kosei-shuppan.co.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
シリーズ構築された仏教思想
シリーズナンバー3
資料の種類書籍=Book
言語日文=Japanese
ノート参考文献: p124-125
請求記号: 181.236-H35
仏教図書共通分類表: 182.861
キーワード釈迦; 僧侶; 縁起 (仏教)
抄録一般に理解されている〈ゴータマ・ブッダは縁起を説いた〉という認識を、古層経典の精読により再検討する。
その上で、縁起説はブッダを源泉としながらもそこに仏弟子たちの知見が上書きされて打ち立てられたものであり、また初期の縁起説は「存在の相互依存関係」(網の目の譬喩)ではなく「現象の空間的関係」を説くものであるとの見解を提示する。
十二支縁起(十二因縁)に代表される縁起説の「型」の形成過程も詳しく紹介。

原始仏教経典のなかでも最古層の文献の息吹に触れることができる。
「縁起」の教えがどのように「つくられていった」のかが分かる。
八万四千とも言われる仏教の教えの源流が128ページで分かる。

ゴータマ・ブッダの脱人格化は可能か?信仰から論理へ—。言語化され有機化された仏教思想。その本質をラディカルに問う、仏教学の新たな地平を切り拓くシリーズ。

仏教の根本思想といわれる縁起説をテーマに、ブッダと仏弟子との関係にも目を配りながら、最初期の仏教の実情に迫る。

私たちが自明視している「ゴータマ・ブッダ」観や「縁起」観を再検討する試み。『スッタニパータ』を中心とする古層文献を詳細に読み込み、ゴータマ・ブッダ観の形成過程や縁起説の思想的重層性を論理的に導き出す。
目次まえがき

第一章 ブッダとゴータマ・ブッダ(釈尊)
1 ブッダ──普通名詞と固有名詞
2 ブッダの宗教性
3 唯一のブッダ──ゴータマ・ブッダの〈誕生〉
4 初期経典に見られるブッダとは?
5 ブッダの死によって仏教が始まった

第二章 最初期の仏教とその時代背景
1 仏教が興った時代と六人の沙門
2 仏教とジャイナ教の類似性

第三章 最初期の仏教の思想的特色
1 『スッタニパータ』に見られる「無常」
2 『スッタニパータ』に見られる「無我」
3 『スッタニパータ』に見られる「涅槃」
4 仏教の基本的立場──「正しく自覚して行う」
5 仏教の基本的立場──「執着を乗り越える」
6 仏教の基本的立場──「現世において体得する」

第四章 根本思想としての縁起説
1 ゴータマ・ブッダの悟りと縁起説の伝承
2 十二支縁起の各支の意味
3 ゴータマ・ブッダの悟りと縁起――諸説を眺めて

第五章 各支縁起説の展開
1 『スッタニパータ』「争闘」──縁起説の萌芽
2 『スッタニパータ』「二種の観察」──縁起説の源流
3 三支縁起説
4 五支縁起説
5 十支縁起説
6 十二支縁起説

第六章 ゴータマ・ブッダと縁起説
1 各種縁起説の成立と展開
2 ゴータマ・ブッダと縁起説
3 縁起と涅槃の語義
4 「縁起」の意味

あとがき
ISBN9784333024674; 4333024676
ヒット数28
作成日2023.08.02
更新日期2023.08.02



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