サイトマップ本館について諮問委員会お問い合わせ資料提供著作権について当サイトの内容を引用するホームページへ        

書目仏学著者データベース当サイト内
検索システム全文コレクションデジタル仏経言語レッスンリンク
 


加えサービス
書誌管理
書き出し
Books That Travelled from Kathmandu to Tokyo: Revisiting the Kawaguchi Manuscripts in the Collections of Rissho University, U-Tokyo and the Toyo Bunko=カトマンドゥから東京へと旅した書物 : 立正大学、東京大学、東洋文庫所蔵河口慧海将来ネパール梵語写本再見分
著者 Thapa, Shanker (著) ; Sasaki, Kazunori (著)=佐々木一憲 (au.)
掲載誌 法華文化研究=Journal of Institute for the Comprehensive Study of Lotus Sutra=ホッケ ブンカ ケンキュウ
巻号v.44
出版年月日2018.03.20
ページ15 - 25
出版者立正大学法華経文化研究所
出版サイト http://www.ris.ac.jp/research_social_cooperation/research_institute/lotus_sutra_culture.html
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料の種類期刊論文=Journal Article
言語英文=English
抄録ネパールに残存するサンスクリット語(梵語)写本はインドにおける大乗仏教の姿を現在に伝える貴重な資料であり、仏教研究において計り知れない価値をもっている。英国東インド会社の駐在員としてカトマンドゥに着任したB.H.ホジソンは、ネパールが仏教梵語写本の宝庫であることを発見し、公表した。ホジソンの報告後、その貴重な研究資料を手に入れようとネパール人りを目指す人々が相次いだ。二人の傑出した日本人、河口慧海と高楠順次郎もまたネパールに向けての困難な旅を敢行した。彼らが現地で入手した梵語仏教写本は日本へと将来され、立正大学、東京大学、東洋文庫に分有されて、今日、日本における最大の梵語写本のコレクションを構成している。河口・高楠のコレクション以外にも日本にはいくつかのネパール写本コレクションが存在しており、それらが国内に存在していることにより、日本の仏教研究者たちは相当な研究上の利益を享受しえているのである。今回は河口慧海により将来された仏教梵語写本を訪ねて、日本の上記三つの機関を訪れた。立正大学所蔵の写本の白眉はGaṇḍavyūha(『華厳経』入法界品)で、これは最終葉一枚を除く全紙が残っている非常に貴重なものである。東京大学には河口が高楠と共にもたらした写本の大半が所蔵されている。このコレクションのカタログは最初、松濤誠廉(1903-1979)により手書きのノートとして準備され、後に出版された。東京大学のコレクションには数本の法華経の写本が含まれており、これが日本のネパール写本に対する興味を掻き立てた一面もある。東洋文庫は、東洋学に関する世界有数の図書館であり、ここには河口が将来したチベット語経典類とともにまとまった数の梵語写本のコレクションが残されている。
目次Prologue 15
Ekai Kawaguchl and His Mission 15
Japanese Interest in Nepalese Manuscripts 16
Japanese Repositories of Nepalese Mss. 18
The Kawaguchi Manuscripts 18
Rissho University Manuscripts 19
The University of Tokyo Manuscripts 21
The Toyo Bunko Manuscripts 22
Conclusion 23
ISSN02871513 (P)
ヒット数107
作成日2023.09.02
更新日期2023.09.03



Chrome, Firefox, Safari(Mac)での検索をお勧めします。IEではこの検索システムを表示できません。

注意:

この先は にアクセスすることになります。このデータベースが提供する全文が有料の場合は、表示することができませんのでご了承ください。

修正のご指摘

下のフォームで修正していただきます。正しい情報を入れた後、下の送信ボタンを押してください。
(管理人がご意見にすぐ対応させていただきます。)

シリアル番号
681100

検索履歴
フィールドコードに関するご説明
検索条件ブラウズ