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考証 日本霊異記 上
著者 本郷真紹 (監修)=Hongo, Masatsugu (supervise) ; 山本崇 (編集)=Yamamoto, Takashi (document)
出版年月日2015.03.30
ページ424
出版者法藏館
出版サイト https://pub.hozokan.co.jp/
出版地京都, 日本 [Kyoto, Japan]
資料の種類書籍=Book
言語日文=Japanese
ノート文献あり

二版発行に際して、初版の印刷段階で生じた脱行を正したほか、脱字等に修正を施した。また、古辞書の記載は全面的に見直し精確を期した。--後記
キーワード日本霊異記; 評釈; 景戒
抄録日本最古の説話集『日本霊異記』を、歴史学の手法で初めて読み解く。興福寺本を底本に、校異、注釈を行い、地図や新刻の説話等の関連史料を網羅。「日本霊異記」史料の決定版。

興福寺本を底本に、原文、書き下し文、現代語訳を収録するほか、日本古代史・考古学・歴史地理学・仏教史の立場から語釈を施す。関連説話なども掲載。
目次
目録
雷を捉る縁 第一
狐を妻として子を生ましむる縁 第二
雷の憙を得て生ましめし子の強き力在る縁 第三
聖徳皇太子異しき表を示す縁 第四
三宝を信敬して現報を得る縁 第五
観音菩薩を憑み念じるに【ヨ】りて現報を得る縁 第六
亀の命を贖ひて放生し現報を得て亀に助けらるる縁 第七
聾者の方広経典に帰敬して報を得て両耳聞ゆる縁 第八
嬰児鷲に擒はれて他国にて父に逢ふことを得る縁 第九
子の物を偸み用ゐ牛と作りて役し異しき表を示す縁 第十
幼き時より網を用ゐて魚を捕りて現に悪報を得る縁 第十一
人畜に履まれし髑髏救い収められ霊しき表を示し現に報ゆる縁 第十二
女人風声なる行ひを好み仙草を食ひ以て現身に天を飛ぶ縁 第十三
僧心経を憶持し現報を得て奇しき事を示す縁 第十四
悪人乞食の僧を逼して現に悪報を得る縁 第十五
慈の心無くして生ける兎の皮を剝りて現に悪報を得る縁 第十六
兵の災に遭ひて観音菩薩像を信敬し現報を得る縁 第十七
法花経を憶持し現報を得て奇しき表を示す縁 第十八
法花経品を読むの人を呰りて現に口咼斜て悪報を得る縁 第十九
僧湯を涌かすの薪を用ちて他に与へ牛と作りて役はれ奇しき表を示す縁 第二十
慈の心無くして馬に重き駄を負ほせて以て現に悪報を得る縁 第二十一
勤めて仏教を求学し法を弘め物を利し命終はる時に臨みて異しき表を示す縁 第二十二
凶しき人【チ】房の母を敬ひ養はずして以て現に悪死の報を得る縁 第二十三
凶しき女生める母に孝養せずして以て現に悪死の報を得る縁 第二十四
忠臣欲小なくして足るを知り諸天に感ぜられて報を得て奇しき事を示す縁 第二十五
持戒の比丘浄行を修して現に奇しき験力を得る縁 第二十六
邪見なる仮名の沙弥塔の木を斫きて悪報を得る縁 第二十七
孔雀王の咒法を修持し異しき験力を得て以て現に仙と作りて天に飛ぶ縁 第二十八
邪見にして乞食の沙弥の鉢を打ち破り以て現に悪死の報を得る縁 第二十九
非理に他の物を奪ひ悪行を為して報を受け奇しき事を示す縁 第三十
慇に懃めて観音に帰信し福分を願ひて以て現に大福徳を得る縁 第三十一
三宝に帰信し衆僧を欽仰し誦経せしめて現報を得る縁 第三十二
妻の死にし夫のために願を建て絵像を図きしに験有りて火に焼けず異しき表を示す縁 第三十三
絹の衣を盗ましめ妙現菩薩に帰し願ひて其の絹の衣を修得せし縁 第三十四
知識を【ムス】び四恩の為に絵の仏像を作り験有りて奇しき表を示す縁 第三十五
諸本訓釈
ISBN9784831856975; 4831856975
ヒット数41
作成日2023.11.07
更新日期2024.02.12



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