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『唯信鈔』講義
作者 安冨信哉
出版日期2007.12
頁次264
出版者大法輪閣
出版者網址 http://www.daihorin-kaku.com/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料類型書籍=Book
使用語言日文=Japanese
附註項<安冨信哉>大谷大学文学部教授。博士(文学)。 東方佛教徒協会(EBS)事務局長。
關鍵詞親鸞; 善導大師; 涅槃; 信心; 法難; 法然; 往生; 正念; 正定; 三心
摘要親鸞が門弟達にすすめた信仰の指南書
◆法然門下の兄弟子・聖覚(せいかく)の著『唯信鈔』は、親鸞が自ら幾度も書写し、門弟達に与え、薦めた仮名書きの本であり、『歎異抄』の著者にも大きな影響を与えた。
◆この『唯信鈔』を東本願寺の安居(あんご)の講師でもある著者が、綿密に現代語訳を付しながら解説。『唯信鈔』をより深めた親鸞の信仰・思想の展開も解明する。
◆親鸞・法然、そして『歎異抄』を理解するためにも、ぜひ一読したい本。

目次
1 前 講 一
なぜ『唯信鈔』か  聖覚と親鸞  聖覚という人
2 前 講 二
仮名法語の伝統  『唯信鈔』と『歎異抄』  聖覚の法然讃仰  法然の遺誡
3 前 講 三
新しい実践論  信心の問題  『唯信鈔』の構成

【本 講】
4 題 号 一
危機と信仰  「唯信」について  「鈔」について
5 題 号 二
「ただ信ず」  「ひとり信ず」  ひとすじにとるこころ
6 浄土仏教 一
総標  聖道門  浄土門─機教相応
7 浄土仏教 二
浄土に到る道  諸行往生  念仏往生─われらの道
8 浄土仏教 三
『唯信鈔』とその時代  発願の由来  誰のための本願か
9 浄土仏教 四
名号に開かれる仏道  聖覚の視座─二願重視  「名は単に名にあらず」
10 浄土仏教 五
念仏往生の道理  往生道から無上涅槃道へ  ただ仏の因縁を信ぜよ
11 専修念仏 一
総標  ただ一向の念仏  「あれも─これも」から「あれか─これか」へ雑修的念仏に立つ人々の問題
12 専修念仏 二
一行一心の信仰  阿弥陀仏への忠誠心─信仰の純潔性  人間最後の拠り所
13 専修念仏 三
一仏帰依の理由  「かくのごときのわれらがため」
本尊の統一─法然の一大事業  大悲の象り─形像本尊から名号本尊へ
14 信 心 一
総標  釈尊の教え─『観経』における三心の説示
善導大師の釈義─『観経疏』における三心の開顕
法然上人の受けとめ─『選択集』における「三心章」の開説
15 信 心 二
真実のこころ─至誠心  偽善者への批判  露悪者への批判善導大師の教示
16 信 心 三
深く信ずる心─深心  信心の二相─二種深信  信と疑
17 信 心 四
罪悪者の救い  つなの喩え  信心を要とす  信心の発揮─回向発願心
18 称 名
念仏の興隆  「十念」とは何か  疑問への解答  善導大師の指教─念声是一
19 疑問への解答 一
「臨終の念仏」─第一の問い  臨終正念への期待  病気と信仰  平生の念仏─親鸞への道
20 疑問への解答 二
「先世の悪業」─第二の問い  業報への不安  願力と業力  信の系譜─『唯信鈔』と『歎異抄』
21 疑問への解答 三
「宿善」─第三の問い  獲信の因縁─浄土教の宿善観 『歎異抄』の宿業論と『唯信鈔』  ふかく信ずる心─二種深信
22 疑問への解答 四
「一念と多念」─第四の問い  一念義への批判  往生の業因  一生相続の念仏
23 結 語
念仏の要義  「みな、まさに浄土にうまるべし」  「われらの道」としての念仏  結頌  聖覚と嘉禄の法難  奥書
24 終 講 一
念仏指南書の白眉  法然門下と『唯信鈔』  『唯信鈔文意』の撰述
25 終 講 二
『唯信鈔』から『唯信鈔文意』へ  未来往生から現生正定聚へ
「われら」の外側からその直中へ  往生道から大般涅槃道へ
『観経』三心から『大経』三信へ  本願の念仏から選択本願の念仏(行信)へ
あとがき
ISBN9784804612621
點閱次數903
建檔日期2008.01.30










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