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Haribhadra Suri on Momentariness=ハリバドラ・スーリの因果論 |
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作者 |
Harada, Yasunori (著)=原田泰教 (au.)
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出處題名 |
印度學佛教學研究 =Journal of Indian and Buddhist Studies=Indogaku Bukkyōgaku Kenkyū
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卷期 | v.55 n.3 (總號=n.112) |
出版日期 | 2007.03 |
頁次 | 1062 - 1067 |
出版者 | 日本印度学仏教学会 |
出版者網址 |
http://www.jaibs.jp/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料類型 | 期刊論文=Journal Article |
使用語言 | 英文=English |
摘要 | ハリバドラ・スーリは仏教徒の刹那滅論を論駁する際,いかなる視点を持っていたのか,それらを分析し,歴史的文脈と比べ合わせて,ジャイナ教徒による刹那滅論批判がどのような論点を持ってなされたかを明らかにするのが本稿の目的である.主に使用したテキストはハリバドラが著わした『非絶対論入門』『非絶対論の勝利の旗』『諸学議論集成』である.ハリバドラの視点は大きく二つに分類することができる.ひとつは,主体の連続性を認める立場から,日常的に体験する想起や再認識が刹那滅論では説明できないとして仏教徒の立場を帰謬へと導く方法である.もうひとつは,感覚的に知覚できることがらではないが,原因と結果の関係を分析的に考察する方法である.ハリバドラは原因と結果の同一性や,同時性を検討し,それぞれの可能性が否定されることを論証した.これらの視点は,『真理綱要(註)』における前主張と共通する点が多く,刹那滅論批判のひとつのありかたとして定着していたと考えられる.さらに遡れば『中論』にその視点が確認されるものもある.その一方で,刹那滅論を存在から非存在へ,非存在から存在性への変化とみて分析する方法や,仏典の記述と刹那滅論との矛盾を突こうとする態度はハリバドラの『諸学議論集成』独自のものと思われる.歴史的な分析にはさらなる考察が必要であるが,ハリバドラは従来の刹那滅論批判の方法論を援用しつつも,いくつかの新しい論点を提示していたことが明らかになった. |
ISSN | 00194344 (P); 18840051 (E) |
點閱次數 | 715 |
建檔日期 | 2009.03.20 |
更新日期 | 2019.04.17 |
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