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作者 |
玄侑宗久=Genyu, Sokyu
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出版日期 | 2010.01.09 |
頁次 | 194 |
出版者 | 角川SSコミュニケーションズ=Kadokawa SSCommunications Inc. |
出版者網址 |
http://www.sscom.co.jp/index.html
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料類型 | 書籍=Book |
使用語言 | 日文=Japanese |
附註項 | 1956年福島県三春町生まれ、安積高校卒業後、慶応義塾大学中国文学科卒、さまざまな仕事を経験したあと、京都天龍寺専門道場に入門、現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職、2001年「中陰の花」で第125回芥川賞を受賞、著書に『水の舳先』『アブラクサスの祭』『龍の棲む家』『テルちゃん』、共著『祝福』など多数、ほかに仏教や禅にまつわるエッセイや対談本も多い、2007年柳澤桂子氏との往復書簡「般若心経 いのちの対話」で第68回文藝春秋読者賞を受賞、近著に『阿修羅』(講談社)がある、2009年4月より京都・花園大学文学部客員教授(国際禅学科)、玄侑宗久公式サイト http://genyu-sokyu.com。角川SSC新書 |
摘要 | 自殺者が3万人を超えて久しい。これは、すべてを因果律で考え、あらかじめ想定した未来に向かってまい進することを良しとし、物事が予定どおり進まないことを悪と考える現代の日本社会が生んだ歪みであろう。「最大多数の最大幸福」という西洋的な考え方が世の中に跋扈し、もっと早く、もっと便利に、もっと豊かに…という欲望の坩堝に入ってしまっている日本人。本来、日本人はもっと偶然を楽しみ、人との関係性を大切にし、その関係性の中でしあわせを感じていた。生きることに息苦しさを感じている人に贈る一冊。
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目次 | はじめに 03 第一章 日本人のしあわせ観とは 11 「しあわせ」はいつから「幸福」になったのか/機心の発生/和語としての「しあわせ」の意味/人間関係力がしあわせを作る/横並びの「基本ソフト」/日本の宗教改革者、法然/民衆化した仏教と、神仏習合/逞しい戦国武将たちの仏教利用法/日本人のDNAに刻まれた“いいとこ取り精神”
第二章 システム化によって失われゆく日本人らしさ 41 シルバーシートが奪ったもの/システム化するということは心が死ぬこと/ラオスの会議にはレジュメがない/外国からの直輸入システムの問題/スタンダードのなかった日本/恐るべき均一化の波
第三章 なぜ日本人はしあわせと思えないのか 65 「私」を結びすぎた「個性」/「私」ができると、「汚い」も生まれる/記憶も概念つきで結んでしまうもの/目標を立てることは未来を結ぶこと/インフォードコンセントという名の「呪い」/「予定病」を治し、無聊を楽しむ/結んでほどく、神と仏/むすんでひらいて/「君が代」と「こんにちは」
第四章 禅が考えるしあわせ 99 仏教が開発した「私」をほどくための方法/言葉で説明しない東洋の宗教/因果律で考えるとしあわせは遠のく/記憶という人間の業/時間と自己の発生/「私」という物語/予断に結ばれた「私」/時間のないところに「私」はいない/鏡の功徳/「仏祖乞命」。仏も命乞いするというほどの心の活発さ/結んでひらく「自由」/「無縁の慈悲」と「無心」が日本人の心根/三昧になって遊ぶ/無心になれないなら、人のいいところを探す/西洋にも出てきた相対論
第五章 息苦しいままを生きるために 155 七癖が転じた七福神/七福神という集団がしあわせを作る/しあわせは自分を信じることから/矛盾があったほうが心は活発になる/純潔より混血/「結び」がほどけなくなって自殺する人々/再び「むすんでひらいて」のこと/素晴らしい「結び」も……
おひらき 189 |
ISBN | 9784047315129 |
點閱次數 | 853 |
建檔日期 | 2010.07.12 |
更新日期 | 2010.07.12 |
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