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作者 |
山折哲雄=Yamaori, Tetsuo
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出版日期 | 2010.08.20 |
頁次 | 254 |
出版者 | 岩波書店=Iwanami Shoten, Publishers. |
出版者網址 |
http://www.iwanami.co.jp/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料類型 | 書籍=Book |
使用語言 | 日文=Japanese |
附註項 | 新赤版1263 |
摘要 | 日本の「思想遺產」読み解きへの知的誘い。前著『親鸞をよむ』は、肖像に描かれたその面がまえや親鸞自身の真筆を詳細に観察し、行動の軌跡を同時代の精神史と交錯させつつたどり直し、また妻・恵信尼の自筆文書を読み解くことで、親鸞の人物像を新たな相貌の下に描きだしました。本書はその姉妹編で、主著『教行信證』の丁寧なテキスト読解を通して、親鸞自身の構想の変化と思索の深化を描き出し、親鸞の教説の本質を浮彫りにする優れた宗教思想論です。『教行信證』は経典からの引用また引用で、なかなか読み通すことの難しい著作とされますが、本書は、『教行信證』の構造と性格を書の成立史とともに明らかにし、経典の意味を丁寧かつ平易に解説することで、親鸞が何にこだわり続けたのかを明らかにします。性(さが)として悪への誘惑に溺れる愚かな人間、とくに人殺しの大罪を犯したような極悪人に宗教的な救いはあるのか、彼らはいかにして救われうるのか─人間存在の深淵を見つめる親鸞の到達した地平が、明確に指し示されます。『教行信證』をデカルトの『方法序説』とも比較しうる思想的営みとして捉える本書は、歴史に対する洞察や興味深い史料論的解釈、比較論的考察に満ち、宗教思想史に屹立する親鸞の思想的意味を平明に解き明かして刺激的です。
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目次 | はしがき 第一章 総 序 ─主題と目標─ 第二章 依拠すべき原點と念仏 ─「教」から「行」へ─ 第三章 難問に苦悩する親鸞 ─「信」I ─ 第四章 見過ごされてきた不幸な事実 ─「信」II ─ 第五章 未解決の課題 ─「證」から「真仏土」へ─ 第六章 幻想の浄土 ─「化身土」─ 第七章 葛藤と自覚 ─「化身土」から「後序」へ─ あとがき |
ISBN | 9784004312635 |
點閱次數 | 537 |
建檔日期 | 2011.01.03 |
更新日期 | 2011.01.03 |
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