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作者 |
山口周子 (著)=Yamaguchi, Nariko (au.)
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出版日期 | 2013.03 |
頁次 | 176 |
出版者 | 京都大学学術出版会 |
出版者網址 |
http://www.kyoto-up.or.jp/
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出版地 | 京都, 日本 [Kyoto, Japan] |
資料類型 | 書籍=Book |
使用語言 | 日文=Japanese |
摘要 | インドで生まれた〈仏の物語〉は、ユーラシア大陸を横断し、北端と東端の地に辿り着くまでにさまざまな変容を遂げる。モンゴルの『仏の12の行い』と日本の『今昔物語集』を題材に、サンスクリット語、チベット語、漢語、日本語のさまざまな一次史料を駆使しながら解明する。 |
目次 | 序
前編 仏伝の最北端−−モンゴル帝国に伝わった「仏の物語」
Ⅰ 仏伝『ラリタヴィスタラ』 Ⅱ 「モンゴル語抄本」説の真偽 1. 奥書からの問題提起 2. 先行研究の見解 3. 「第3のテキスト」の可能性 Ⅲ 物語のʻ嵌め木細工ʼ 1. 菩薩の家族構成 2. 供養者の娘 3. さらなる原典候補 4. 妻と息子 5. ナンダー,ナンダバラー,スジャーター 6. 「仏十二行」 Ⅳ モンゴル大蔵経成立について−−サンスクリット借用語から見えてくるもの 1. 「雪の国」から「草原の国」へ 2. モンゴル語訳『ラリタヴィスタラ』 3. ウイグル人僧侶のあしあと 4. モンゴル語訳『ラリタヴィスタラ』の翻訳者像 5. まとめ
後編 『ジャータカ』から『今昔物語集』まで
天空をゆく馬の物語 はじめに 1. 雲馬(ヴァラーハッサ)ジャータカ 2. 「雲馬物語」の分類 (1)物語の構成と関連テキスト一覧 (2)物語の分類−−「僧迦羅」の物語の位置づけ (2-1)物語の構成による分類−−「雲馬物語」のヴァリエーション (2-2)本生譚としての分類−−ブッダの「前世」は誰か (2-3)教訓提示の有無−−「雲馬譚」のメッセージ (2-4)まとめ−−「雲馬譚」と「僧迦羅」の物語 3. 『大唐西域記』の「雲馬譚」 4. 『大唐西域記』と『根本説一切有部毘奈耶』 (1)吉凶幡 (2)羅刹女の追跡 (3)王の殺害 (4)王位継承 (5)羅刹女退治 (6)建国 (7)物語の主旨 5. 『佛説大乗荘嚴寶王經』,『今昔物語集』,「普門品第二十五」 6. まとめ −−テキストの相関関係
付−−梵・蔵・蒙語対応語彙一覧 あとがき 索 引 |
ISBN | 9784876982776 |
點閱次數 | 337 |
建檔日期 | 2014.08.21 |
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