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作者 |
奈良康明 (著)=Nara, Yasuaki (au.)
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出版日期 | 2012.09.18 |
頁次 | 448 |
出版者 | 大法輪閣 |
出版者網址 |
https://www.daihorin-kaku.com/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
資料類型 | 書籍=Book |
使用語言 | 日文=Japanese |
關鍵詞 | 涅槃経; 大般涅槃経 |
摘要 | 中村元訳 『ブッダ最後の旅-大パリニッバーナ経-』 をテキストに用いた3年におよぶ講義録! 釈尊が教えとして示された言葉は、いわば氷山の目に見える部分である。それを支えている眼に見えない深い教えを、釈尊の心の奥に入り込んで説き明かす。
最晩年のブッダの死出の旅を偲びつつ、人間ブッダの心の襞に寄り添い、その深い教えを説き明かす。
パーリ仏典の『大パリニッバーナ経』を訳した中村元『ブッダ最後の旅』をテキストにした3年におよぶ講義録! ! 教典の解説にとどまらず、ブッダの深遠な教えを著者自身の人生と照らし、「人間ブッダ」最後の姿に迫る! ! |
目次 | 1 『ブッダ最後の旅』を読む 釈尊を慕って/現代からのフラッシュバック/マハーパリニッバーナ・スッタンタについて/人間釈尊/釈尊の時代/価値観の混乱
2 霊鷲山にて 「私はこのように聞いた」/どこまでが「金口の直説」か/母系家族流の名乗り/部族社会/ヒンドゥー世界の成立とその伝播/ヴァルナ・カースト制度の展開
3 国王に戦争を戒める マガダ国王、戦争の可否を問う/呼びかけの言葉/衰亡なき七つの法/部族国家社会の在りよう/国王が宗教者へ諮問する意味/漢訳仏典の中国的変容
4 修行者の心得を説く 修行僧への七不退法/僧団と教団/僧団における集会/仏の制定されたことを変更せず/遊行生活から僧院定住生活へ
5 僧院の在り方 僧院修行の心得/第二の七不退法/僧院の生活/行為(威儀)の大切さ/信仰のキーワード/僧院の機能
6 真の宗教者の見極め 旅に出る/戒・定・慧の教え/舎利弗の確信/悟りとその記述を巡って/法と教
7 地獄と天界を説く 三衣一鉢/「安心」の生活/業・輪廻/業・輪廻思想の功罪/悟れば輪廻しない/良き後生を願う功徳
8 土地神への供養 パトナ村の都市化計画/土地神への供養/鬼霊崇拝/世間と出世間 ― 二つの宗教レヴェル/ガンジス河を渡る 9 悟りへの道・四諦八正道 四諦八正道を説く/なぜ苦は生じるのか/人生は苦なり/欲望は滅せられるか?/実践の道・八正道/悟りへの道を歩く
10 遙かなる悟りを目指して 死んだらどこへ行くのか?/悟りの種種相/遙かなる悟りへの道/いくつかの段階/悟りへの道筋の理論化/法の鏡
11 遊女に法を説く アンバパーリーの園にて/釈尊は正念と正知を説く/リッチャヴィ族とアンバパーリーの確執/アンバパーリーの供養/古代インドの都市と遊女
12 旅に病む 雨季到来/雨安居の必要性/旅に病む/人間釈尊への思い/アーナンダの素直さ/ダルマの普遍性を説く/教団主であることの否定/老を前向きに生きている釈尊
13 自灯明・法灯明の教え 老の苦痛に耐える/たよりとなるもの/「自我的自己」/本当の自己/法灯明/自灯明・法灯明
14 現世への告別の言葉 チェーティヤのもとで/チャーパーラ霊樹は美しい/世界は美しい/四神足/三迦葉折伏/仏教信仰と民俗信仰/仏教文化における呪術の位置付け
15 任意捨命 望むなら永遠に生きられる/永遠の仏への萌芽/生身のブッダから法身の仏陀へ/大乗仏教の三身説/魔に魅入られたアーナンダ/悪魔(マーラ)との対話/入滅の決意表明
16 釈尊の入滅宣言 寿命力の放棄/「迷いの生存」を捨てる/大地震/八種類の人びと/八勝処・八解脱
17 アーナンダの懇請 チャーパーラ樹の下で/アーナンダの懇請/アーナンダの過失/第一結集における出来事
18 入滅の予告 ブッダのことばは取り消せない/入滅の正式宣言/釈尊の伝道宣言/弟子たちへの最後の言葉
19 ヴェーサーリー市との別れ ヴェーサーリー市を去る/町を振り返りみる釈尊/戒・定・慧と解脱/無明について/修行の「完成」ということ/比丘たちへの訓戒
20 人に拠らず、法に拠れ ボーガ市での説法/四大教示を説く/典拠によれ―法か教か―/検証の必要性/何によって検証するのか/人に拠らず、法に拠る
21 鍛冶工チュンダの最後の供養 最後の供養/きのこか豚肉か/残りを穴に埋める理由/激しい病にかかる/初期仏教教団と菜食/肉食から菜食へ/浄不浄の観念
22 クシナーラーに赴く釈尊 水を求める釈尊/仏典の奇跡の意味/仏典に見る奇跡の受容と拒否/まず医薬、だめなら呪術/バイブルの譬喩
23 プックサとの対話 プックサとの出会い/釈尊の反論/プックサの布施
24 チュンダへの思いやり マンゴー園に休む/チュンダへの配慮/功徳の内容/両面交通の布施
25 クシナーラー沙羅双樹の間に 床に体を横たえて/天人供養/真の供養とは/神々が集まる/神々の悲しみ
26 四大霊場と葬儀の教え 巡礼すべき四大聖地/女性は修行の妨げか?/「修行者は葬儀に関わるな」/仏教と葬祭/日本の状況
27 仏塔崇拝の意味 遺体処理法/ストゥーパの建立/像塔の理由/仏塔信仰の深化/大乗仏教成立と仏塔を巡る問題
28 アーナンダへの別れの言葉 アーナンダの嘆き/アーナンダを慰める釈尊/アーナンダを讃える釈尊/アーナンダの四つの徳/クシナーラーの過去
29 最後の弟子スバッダを導く 地元の信者への通知/アーナンダの機転/『遊行経』の記述/スバッダの質問
30 真の宗教とは 真の宗教の条件/「真実は一つ」/ブッダが菩提樹をイエスにわたす/宗教多元主義/善を求める
31 スバッダの教化 スバッダの感激/出家受戒の方法/最後の弟子スバッダ/悟りの表現をめぐって/釈尊と輪廻説
32 釈尊最後の説法 遺訓の数々/最後の説法
33 釈尊の入滅 釈尊入定/四禅の内容/入滅/入滅を悼む声
34 釈尊の葬儀をめぐって アヌルッダの説示/釈尊の死の報知/葬儀の準備始まる/火葬の場へ
35 遺体の火葬 遺体の処理/大迦葉尊者の登場/葬儀/火葬
36 仏塔の建立 遺骨八分割/遺骨を欲しがった人たち/配分の調停案/仏塔建立 |
ISBN | 9784804613390; 4804613390 |
點閱次數 | 122 |
建檔日期 | 2023.07.19 |
更新日期 | 2023.07.19 |
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