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作者 |
石井清純 (著)=Ishii, Kiyozumi (au.)
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出版日期 | 2016.01.15 |
頁次 | 184 |
出版者 | 佼成出版社 |
出版者網址 |
https://kosei-shuppan.co.jp/
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出版地 | 東京, 日本 [Tokyo, Japan] |
叢書名 | 構築された仏教思想 |
叢書號 | 5 |
資料類型 | 書籍=Book |
使用語言 | 日文=Japanese |
附註項 | 年譜あり 道元事蹟一覧(帰国以降): p178-179 参考文献: p180-181 |
關鍵詞 | 道元; 僧侶 |
摘要 | 道元(1200-1253)は、中国宋代の禅を日本に正しく伝えた(正伝した)禅僧とされています。本書は、道元が必ずしも禅を「正伝」したのではなく、中国禅を継承しつつ改変を施して再構築したという観点から、道元禅の実像を明らかにしようとするものです。時代や地域を超え、宗派や出家在家という線引きを越えて、「仏道を歩むとはどういうことか」を仏教徒一人一人に問いかける道元。その修証観の核心について、最新の研究成果を盛り込みながら簡潔・明快に書き下ろされた一冊です。
200ページに満たない薄手の本ですが、道元の生涯・著作・思想等の概要をつかむことができます。 道元禅の革新性について、その著作からだけでなく、道元が創建した修行道場・永平寺の運営方法からも読み解くという視座を提示します(図を3点掲載)。 アップル社の創業者スティーブ・ジョブズ氏(1955-2011)が禅に造詣が深かったことは知られていますが、本書第五章では氏の発信するメッセージがいかに道元禅を的確に表現したものであるかを紹介します。
道元が中国禅(唐代禅および宋代禅)を継承しつつ、そこにどのような改変を施して自らの禅風(=道元禅)を構築していったのか――。そのことを、道元の主著『正法眼蔵』の一節を題材に実践形式で読み解こうとするのが、本書の終章「道元禅の読み方」です。禅や道元についての初歩的な知識をお持ちの方は、この終章から読み始めてみるのも良いかもしれません。
言語化され、有機化された仏教思想。その本質をラディカルに問う、仏教学の新たな地平を切り拓くシリーズ。本書では、中国禅を継承し、改革していくことで独自の禅風を確立した道元の教えについて解説する。
道元による継承と改革。信仰から論理へ—。言語化され有機化された仏教思想。その本質をラディカルに問う、仏教学の新たな地平を切り拓くシリーズ。
道元の禅は中国禅そのままのコピーではなかった−。禅の基本思想を確認した上で、道元が、そのどの部分を継承し、どの部分を改変する事によって、独自の禅風を確立していったのか、継承と改革という観点から道元の教えを解説。 |
目次 | はじめに
序章 禅の基礎知識 1 禅の基本思想 2 道元禅の特徴
第一章 道元の略伝 1 出生 2 出家から禅との出会いへ 3 入宋、歴遊の旅へ 4 「身心脱落」 5 帰国、『正法眼蔵』の撰述へ 6 永平寺の開創 7 十二巻本『正法眼蔵』撰述、そして示寂
第二章 道元の著作 1 道元の著作について 2 『正法眼蔵』 3 『永平広録』 4 『永平元禅師語録(略録)』 5 『学道用心集』 6 『永平清規』 7 『宝慶記』 8 『普勧坐禅儀』・『弁道話』 9 『正法眼蔵随聞記』
第三章 初心の仏道 1 「吾我」の否定 2 「名聞利養を求めること」の否定 3 無常を観じる 4 正師につく 5 只管打坐へ
第四章 修行と坐禅 1 禅の伝統的修行観と道元 2 なぜ「坐禅」なのか 3 「正伝」について 4 中国禅と道元禅の連続面と非連続面――「磨?作鏡」と「非思量」の話
第五章 歩むべき道の確信 1 「身心脱落」 2 只管打坐――ただやるということ 3 Journey is the reward.――スティーブ・ジョブズと禅 4 「現成公案」と道元の「悟り」 5 現成公案の意味 6 「現成公案」巻における悟りの定義 7 不完全であることの認識――「修証」ということ
第六章 永平寺の運営 1 道元の出家主義 2 永平寺教団の運営形態について 3 俗弟子・在家信者と永平寺 4 中国五山・顕密仏教と永平寺 5 むすび
終章 道元禅の読み方 1 『正法眼蔵』「家常」巻 2 百丈の意図 3 如浄の立場 4 道元の主張 5 むすびにかえて
おわりに 道元事蹟一覧(帰国以降) 参考文献 |
ISBN | 9784333027279; 4333027276 |
點閱次數 | 97 |
建檔日期 | 2023.08.02 |
更新日期 | 2023.08.02 |
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