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『三部経大意』攷= A Study of Sanbukyō tai’i (Outline of the Three Pure Land Sutras) |
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作者 |
那須一雄 (著)=Nasu, Kazuo (au.)
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出處題名 |
法然上人研究=Journal for Hōnen studies=ホウネンショウニンケンキュウ
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卷期 | v.9 |
出版日期 | 2023.11.01 |
頁次 | 01 - 80 |
出版者 | 法然上人研究会 |
出版者網址 |
https://www.eonet.ne.jp/~kenshoji/honenken.htm
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出版地 | 京都, 日本 [Kyoto, Japan] |
資料類型 | 期刊論文=Journal Article |
使用語言 | 日文=Japanese |
關鍵詞 | 法然; 『三部経大意』; 金澤文庫本; 専修寺本; 元亨本; 至誠心釈; 定善・散善・弘願の三門; 惣別の二義; 『三心料簡事』 |
摘要 | 『三部経大意』に説かれている浄土教学は、すべて法然浄土教の理念に基づいたものである。他の法然述作に説示されている浄土教学と、その理念において矛盾した所はない。善導の『観経四帖疏・散善義』に説かれる至誠心釈の解釈の仕方、様々な往生行の中における称名念仏行の位置付けの仕方、『観無量寿経』九品段の解釈の仕方、その他様々な教学的課題について、『三部経大意』において示されている見解はすべて、法然が専修念仏の教えに帰依して間もない頃の教学的立場、即ち法然教学の初期的段階における教学的立場として理解することが可能である。そこに、証空・隆寛・親鸞等の諸師によって法然没後に組織された浄土教学の影響を確認することはできない。聖覚・信瑞・信空等による手直しを想定する必要もない。「金沢文庫本」「専修寺本」「元亨本」の成立過程については、今後、書誌学的な視点から更なる検討が必要かもしれないが、『三部経大意』の原本は、初期法然の浄土教的立場を極めて明快に表現した述作であり、そう言った意味で、『三部経大意』を法然の真撰と考えて全く問題はない。 |
目次 | 一、はじめに 1 二、研究史概説 4 三、諸問題についての検討 24 (一)法然の思想過程の分類について 24 (二)至誠心釈について 25 (ア)至誠心釈の原型 25 (イ)「定善・散善・弘願の三門」と「惣別の二義」という用語の用いられ方 26 (ウ)「惣別二義の至誠心」と、法然の他の述作における至誠心釈との同質性 30 (エ)『三心料簡事』の至誠心釈との同異点 31 (三)阿弥陀仏の浄土に往生するための様々な行業の中における称名念仏行の位置付けの問題 33 (四)『観無量寿経』九品段解釈の問題 36 (五)末木文美士説の検討 42 (六)坪井俊映説の検討 52 (七)その他の諸説の検討 59 四、結論 63 〔註〕 64 〔略号表〕 76 〔参考文献〕 77 |
ISSN | 09176365 (P) |
點閱次數 | 921 |
建檔日期 | 2024.09.10 |
更新日期 | 2025.06.30 |


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