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現代霊性論
作者 内田樹=Uchida, Tatsuru ; 釈徹宗=Shaku, Tesshu
出版日期2010.02.22
頁次304
出版者講談社=Kodansha Ltd.
出版者網址 http://www.kodansha.co.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
資料類型書籍=Book
使用語言日文=Japanese
附註項四六判;単行本;ソフトカバー
摘要生とは、死とは、霊とは?──お葬式、佔い、霊能者、タブー、新宗教、カルト、UFO……
「スピリチュアルの毒」にあたらないために、現代日本人必読の書!「2人で「かけあい講義」ってのをやらない?」內田先生は、2人の教員が互いにボケたりツッコミを入れたりしながら進める講義、というのをかなり前から考えていたそうだ。「はあ、私はかまいませんが……、何の講義ですか?」「ああ、うんとね、何がいいかな。そう『現代霊性論』、これにしよう」──<「おわりに」より>

目次
第一章 霊って何だろう? 009
はじめに──神さまや幽霊については現象學的アプローチが有効です
WHOによる霊性への取り組み/日本の祖霊信仰と死生観の変遷
地名と「場の力」/繁華街の多くは霊的スポット?/身體感度を鈍くする現代人
第二章 名前は呪い? 035
名づけることは呪うこと/霊に個性はあるのか
名前の持つ力/男女共同參畫社會の欺瞞
「自明の前提」を系譜的に考えてみる/「葬式をやらない」は許されない
第三章 シャーマン、霊能者、カウンセラー─民間宗教者のお仕事 063
供養とは故人のふるまいを繰り返すこと/コミュニケーションの三タイプ
大眾の生活に入り込んでいた民間宗教者/名醫とシャーマニズム醫療
第四章 スピリチュアルブームの正體 081
都市ほど佔いが流行る/宗教の本質と「魔境」
メジャー宗教の裡バージョン/「ハレ・ケ・ケガレ」の三態
「ハレの常態化」とその危険/ポスト新宗教とナショナリズム
危険な宗教の「つまみ食い」/オウム真理教はマジだからああなった
第五章 日本の宗教性はメタ宗教にあり 113
大本を作った出口王仁三郎/鈴木大拙が考えた霊性
コナン・ドイルとスピリチュアリズム
宗教と國家権力/シャーロック・ホームズの推理法
村上春樹の作品に見る霊的な説話/本物の哲學者は幽霊の話をする?
ポスト新宗教に影響を與えた「神智學協會」
アメリカの宗教性の変遷/ヨーガ、スピリチュアル・ケアから『死ぬ瞬間』まで
日本獨自の「スピリチュアル・コンベンション」
第六章 第三期・宗教ブーム─一九七五年起源説 149
日本に三度あった宗教ブーム/カルトかどうかのチェック・ポイント
宗教が持つ三つの特徴/一九七五年という分岐點
新入社員のボーナスが五百萬円だった時代
カウンセラーは信用できない/閉じた教団には要注意
第七章 靖國問題で考える「政治と宗教」 175
首相の靖國參拝に反対する理由/高橋哲哉と小林よしのりの共通性
死者を正しく祀らないと祟る/「死者の聲が聞こえる」という傲慢
宗教を道具化する靖國問題/靖國神社に求められる覚悟
世俗と宗教を分離するイスラム/國民國家は新しい概念
第八章 宗教の本質は儀禮にあり 199
ユダヤ教が繋いだユダヤ人の民族性
イスラムにおける「ラマダーン」の絆/宗教と一流詐欺師の共通點
「お悔やみ」の難しさ/「共食」と「個(孤)食」
第九章 宗教とタブー 219
「いただきます」は宗教行為か?
「お清めの塩」の問題/生き物から食べ物の移行
儀禮が軽視されてきた近代社會
「お経はわからないから、ありがたい」場合もある
儀禮を持つ「裡の顔」/インドには泥棒のカーストがある
だんじり祭の美意識/タブーとしての「豚食」
事件は橋の上で起こっている/クロスロードは異界へのドア
起源が言えないのが儀禮の本質
質問の時間 252
おわりに 295
図表「おもな新宗教・ポスト新宗教の推移」 100
ISBN9784062159548
點閱次數716
建檔日期2010.09.27
更新日期2010.09.27










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序號
372798

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