英国ウォーリック大学名誉教授ジェームズ・A. ベックフォード氏(英国学士院特別会員、ロ ーザンヌ大学名誉博士)は、英国を代表する宗教社会学者のひとりである。その研究領域は 宗教組織論、新宗教運動、政教関係、市民宗教、宗教政策、刑務所における宗教等、多岐に わたる。カールトン大学(オタワ)、筑波大学、カリフォルニア大学、フランス社会科学高 等研究院、フランス国立高等研究院等で客員教授・招聘教授を務めたほか、国際宗教社会学 会 (ISSR) 会長(1999-2003)、科学的宗教研究学会 (SSSR) 会長(2010-11)も務めた。 日本宗教学会第 74 回学術大会(2015 年 9 月、創価大学)では、ジョージタウン大学教授ホセ・ カサノヴァ氏とともに公開シンポジウム「宗教の未来 宗教学の未来」の発題者として招聘 されている。 近年の主な著書・編著に以下のものがある。 The sage Handbook of the Sociology of Religion, London: Sage, 2007 (co-edited with N. J. Demerath iii). Theorising Religion: Classical and Contemporary Debates, Aldershot: Ashgate, 2006 (ed. with John Walliss). Muslims in Prison: Challenge and Change in Britain and France, Basingstoke: Palgrave, 2005 (with D. Joly and F. Khosrokhavar). Social Theory and Religion, Cambridge: Cambridge University Press, 2003. Challenging Religion: Essays in Honour of Eileen Barker. London: Routledge, 2003 (ed. with J. T. Richardson).