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Self-Benefit and Benefit for Others in the Pure Land Sūtras=浄土経典における「自利」と「利他」 |
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作者 |
Xiao, Yue (著)=肖越 (au.)
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出處題名 |
武蔵野大学仏教文化研究所紀要=Journal of Institute of Buddhist Culture, Musashino University=ムサシノ ダイガク ブッキョウ ブンカ ケンキュウジョ キヨウ
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卷期 | n.34 |
出版日期 | 2018.02.28 |
頁次 | (240) - (211) |
出版者 | 武蔵野大学仏教文化研究所 |
出版者網址 |
http://www.musashino-u.ac.jp/bukken/
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出版地 | 西東京市, 日本 [Nishitokyo-shi, Japan] |
資料類型 | 期刊論文=Journal Article |
使用語言 | 英文=English |
附註項 | 著者所属:佛教大学総合研究所特別研究員 |
關鍵詞 | 自利=self-benefit; 利他=benefit for others; 修行体系=practice system; 作菩薩道=cultivation of the bodhisattva path to perfection; 大阿弥陀経=the Da amituo jing; 観無量寿仏経=the Guan wuliangshou fo jing |
摘要 | 本稿では、文献学的方法論で浄土経典の〈無量寿経〉の最古訳である『大阿弥陀経』 と『観無量寿経』を中心として、浄土経典における「自利」と「利他」の思想形成とそ の展開を巡って検討を試みた。本稿は次の 5 章からなる。 第 1 章では、〈無量寿経〉における「自利」と「利他」という表現について考察した。 魏訳『無量寿経』の「自利」と「利他」の用例を示しながら、それに対応する『大阿弥 陀経』の文章には、「自利」と「利他」という表現を含む用例が存在しないものの、法 蔵の六波羅蜜の修行体系を通じて法蔵の「自利」と「利他」が強調されていることを指 摘した。 第 2 章では、『大阿弥陀経』の法蔵菩薩段における「自利」と「利他」の特性を検討 した。独特な 129 字の構造から、漢訳者が法蔵の発願と六波羅蜜の修行体系を通じて法 蔵の「自利」と「利他」の菩薩行を意図的に強調したことを指摘した。 第 3 章では、〈無量寿経〉の誓願文における「自利」と「利他」について検討した。 『大阿弥陀経』の第 5、6、7 願(生因願)、および『無量寿経』の三輩往生段にみられる 菩薩行の修行体系を分析しながら、「自利」と「利他」の重要性が強調されていること を指摘した。 第 4 章では、法蔵菩薩のみならず、往生者に対しても現世娑婆世界において「自利」 と「利他」の修行の重要性と必要性が強調されていることが明らかとなった。 第 5 章では、『大阿弥陀経』と『観無量寿経』において、「自利」と「利他」に関する 九つの関連があることを示しながら、観音と授記に関する用例を通じて両経における自 利と利他の特性を検討した。 本稿の結論として次のことを挙げることができる。「自利」と「利他」、作菩薩道(六 波羅蜜)、修行体系の 3 つは異なる側面から同じことを説く概念である。六波羅蜜とい う修行体系を実践することによって「自利」と「利他」の目的を実現する。「後期無量 寿経」と比べて、『大阿弥陀経』には、往生人に対して六波羅蜜の修行を勧めることが ある。『大阿弥陀経』を 48 願系統の「後期無量寿経」と比べた時、最も重要な違いは (2) 『大阿弥陀経』には六波羅蜜を実践する修行体系があることである。その自利と利他を 目的とする修行体系は『大阿弥陀経』の原典から漢訳されたものではなく、漢訳者に よって意図的に付加されたものであると考えられる。 |
目次 | Introduction 238 1. The words regarding “self-benefit and benefit for others” found in the Larger Sukhāvatīvyūha sūtra 237 2. Self-benefit and benefit for others in the Dharmākara Narrative in the Da amituo jing 234 3. Self-benefit and benefit for others in the three grades of aspirants in the Larger Sukhāvatīvyūha sūtra 229 4. Cultivation of self-benefit and benefit for others in this world 225 5. The relationship between the Da amituo jing and the Guan-jing on the basis of self-benefit and benefit for others 224 5.1. The Prediction to Lay Buddhists who committed evils 223 5.2. Benefit for those desiring rebirth in the Pure Land through Guan-yin (Kan-non) 221 Conclusion 219 ABBREVIATION 213 BIBLIOGRAPHY 213 |
ISSN | 18820107 (P) |
點閱次數 | 185 |
建檔日期 | 2021.09.16 |
更新日期 | 2021.09.16 |
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