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パーリ仏典 3-7 相応部(サンユッタニカーヤ)六処篇 I
作者 片山一良 (譯)=Katayama, Ichiro (tr.)
出版日期2018.07.01
頁次824
出版者大蔵出版
出版者網址 https://www.daizoshuppan.jp/
出版地東京, 日本 [Tokyo, Japan]
叢書名パーリ仏典
叢書號19
資料類型書籍=Book
使用語言日文=Japanese
附註項第3期 相応部(サンユッタニカーヤ)
索引あり
NDC(9版)はNDC(10版)を自動変換した値である。
請求記号: 183.081-P23-3-7
仏教図書共通分類表: 183.13
關鍵詞経典; パーリ文学; パーリ語
摘要釈尊の生きた言葉を伝えるパーリ仏典の最新の現代語訳。ビルマ第六結集本を底本にして、伝統の註・復註による解釈をほどこす初めての書!!本巻は、六処篇「10相応」(四二〇経)のうち、前半の1相応、すなわち第一「六処相応」(二四八経)の内容を収録する。(第3期7では、相応部(サンユッタニカーヤ)六処篇1を収録する)

本巻は、パーリ仏典『相応部』の「六処篇」に収められた一〇相応、四二〇経のうち、前半の一相応(第一「六処相応」)、二四八経の全訳、および訳註である。

本書は、六処篇「一〇相応」(四二〇経)のうち、前半の一相応、すなわち第一「六処相応」(二四八経)からなる。以下にその内容を「章」中心に概観しておきたい。なお、この一相応は、「相応部」全五六相応のうち、「第三五相応」である。

第一 六処相応

本「六処相応」は一九章、二四八経からなり、六処、すなわち六の接触処、接触場所に関する説示をその内容とする。六処篇のうち、量的に最も大部の相応であり、全体は「第一の五十経」(第一~五章、五二経)、「第二の五十経」(第六~一〇章、五一経)、「第三の五十経」(第一一~一五章、五二経)、「第四の五十経」(第一六~一九章、九三経)に四分される。
まず、本篇の主題である「六処」とは何かを見ることにしよう。「六処」とは、接触処である六内処と六外処とをさす。六内処とは内の六根、すなわち眼・耳・鼻・舌・身・意という六の感官であり、六外処とは外の六境、すなわち色・声・香・味・触・法という六の所縁(対象)である。『清浄道論』「第一五章・処界の解釈」(Vism. 481-484)、および『分別論註』(VibhA. 45-51)によれば、この六処、すなわち十二処はつぎのように説明される。「処」とは、一般的に、語源的に言えば、

1努力することから、すなわち、眼・色などにおいてそれぞれの門・所縁・心・心所が各自の領受などの作用によって努力することから、「処」である。
2入来を伸ばすことから、すなわち十二処は入来する心・心所法を伸ばし拡大することから、「処」である。
3拡大を導くことから、すなわち十二処は無始の輪廻の中に転起した輪廻の苦が減退しない限り輪廻の苦を導き起こすことから、「処」である。
また、「処」は住処、鉱山、集合処、産地、根拠の五義によって知られる。
1住処の意味で、すなわちそれぞれの心・心所法は眼などに住み依存するため、眼などはそれら心・心所の住処であるから、「処」と言われる。
2鉱山の意味で、すなわち心・心所法は眼などに散在しそれを所縁とするため、眼などはそれらの鉱山であるから、「処」と言われる。
3集合処の意味で、すなわち心・心所は眼などを基・門・所縁としてそれぞれの処に集合するため、眼などはそれらの集合処であるから、「処」と言われる。
4産地の意味で、すなわち心・心所が眼などに依存し所縁としてそこに生起するため、眼などはそれらの産地であるから、「処」と言われる。
5根拠の意味で、すなわち眼などが存在しなければ心・心所法は存在しないため、眼などはそれらの根拠であるから、「処」と言われる。
つぎに、「処」とは、具体的には眼処・色処、耳処・声処、鼻処・香処、舌処・味処、身処・触処、意処・法処の「十二処」であり、各処の意味はつぎのように解される。すなわち、
1見るから「眼」である。色を楽しむ、また明らかにする、という意味である。明瞭にするから「色」である。容色が変化する場合、心にある状態を説明する、という意味である。
2聞くから「耳」である。発音されるから「声」である。発声されるという意味である。
3嗅ぐから「鼻」である。嗅がれるから「香」である。自己の根拠を開陳する、という意味である。
4命を呼び出すから「舌」である。もろもろの有情がそれを嗜むから「味」である。楽しむという意味である。
5嫌悪されるもろもろの有漏法の来処であるから「身」である。来処とは生起の場所である。触れられるから「触」(触れられるべきもの)である。
6考えるから「意」である。それらは自己の相を保つから「法」(諸法)である、と。
以上のように、「処」、あるいは「六処」、あるいは「十二処」は説明されるが、いずれも「名色」(身心)という「自己」に収まるものである。なぜならば、眼・耳・鼻・舌・身の五処と色・声・香・味・触の五処の十処は「色」(身)に、意処と法処の二処は「名」(心)に収まるからである。それゆえ、先の蘊篇が五蘊(色・受・想・行・識)という「自己」の無常・苦・無我を主旨として説かれたように、この六処篇もまた、全経は六処(十二処)という「自己」が無常であり、苦であり、無我であることを主旨として説かれたものに他ならない。
それは、本書冒頭の第一「内無常経」ないし第六「外無我経」が端的に示すとおりである。
目次凡例

解説 六処篇I所収経の梗概

第一六処相応

[第一の五十経]

第一 無常の章

内無常経/内苦経/内無我経/外無常経/外苦経/外無我経/内無常過去未来経/内苦過去未来経/ほか

第二 一対の章

第一・第二正覚以前経/第一・第二楽味探求経/第一・第二「もし楽味がなければ」経/第一・第二歓喜経/第一・第二苦生起経

第三 一切の章

一切経/捨断経/証知遍知捨断経/第一・第二不遍知経/燃焼経/圧迫経/根絶相応経/第一・第二根絶適応経

第四 生法の章

生法経/老法経/病法経/死法経/愁法経/汚染法経/尽法経/壊法経/ほか

第五 一切無常の章

無常経/苦経/無我経/可所証知経/可所遍知経/可所捨断経/可所現証経/証知可所遍知経/ほか

[第二の五十経]

第六 無明の章

無明捨断経/束縛捨断経/束縛根絶経/漏捨断経/漏根絶経/随眠捨断経/随眠根絶経/第一・第二 一切取著終息経/ほか

第七 ミガジャーラの章

第一・第二ミガジャーラ経/第一サミッディ魔問経/サミッディ有情問経/サミッディ苦問経/サミッディ世界問経/ウパセーナ蛇経/ウパヴァーナ自見経/第一・第二・第三 六触処経

第八 病の章

第一・第二病経/ラーダ無常経/ラーダ苦経/ラーダ無我経/第一・第二無明捨断経/衆多比丘経/世界問経/ほか

第九 チャンナの章

壊滅法経/空世界経/簡略法経/チャンナ経/プンナ経/バーヒヤ経/第一・第二動転経/第一・第二 一対経/

第一〇 六の章

無調御無守護経/マールキヤプッタ経/衰退法経/放逸住者経/防護経/定経/独坐経/第一・第二「そなたらのものに非ず」経/ウダカ経

[第三の五十経]

第一一 無碍安穏者の章

無碍安穏者経/「取著して」経/苦生起経/世界生起経/「私は勝れている」経/所束縛経/所取著経/内処遍知経/外処遍知経

第一二 世界妙欲の章

第一・第二魔罠経/世界終行経/妙欲経/帝釈天問経/パンチャシカ経/サーリプッタ共住者経/ラーフラ教誡経/ほか

第一三 資産家の章

ヴェーサーリー経/ヴァッジー経/ナーランダ経/バーラドヴァージャ経/ソーナ経/ゴーシタ経/ハーリッディカーニ経/ナクラピター経/ほか

第一四 デーヴァダハの章

デーヴァダハ経/時機経/第一・第二色楽経/第一・第二「そなたらのものに非ず」経/内無常因経/内苦因経/内無我因経/外無常因経/ほか

第一五 新古の章

業滅経/無常涅槃相応経/苦涅槃相応経/無我涅槃相応経/涅槃相応行道経/内住者経/「何のために梵行は」経/「理由はあるか」経/ほか

[第四の五十経]

第一六 歓喜尽滅の章

内歓喜尽滅経/外歓喜尽滅経/内無常歓喜尽滅経/外無常歓喜尽滅経/ジーヴァカマンゴー林定経/ジーヴァカマンゴー林独坐経/コッティカ無常経/コッティカ苦経/コッティカ無我経/邪見捨断経/ほか

第一七 六十中略の章

内無常欲経/内無常貪経/内無常欲貪経/苦欲経など三経/無我欲経など三経/外無常欲経など三経/外苦欲経など三経/外無我欲経など三経/内過去無常経/内未来無常経/内現在無常経/内過去苦経など三経/内過去無我経など三経/外過去無常経など三経/外過去苦経など三経/外過去無我経など三経/内過去「無常であるもの」経/内未来「無常であるもの」経/内現在「無常であるもの」経/内過去「苦であるもの」経など三経/内過去「無我であるもの」経など三経/外過去「無常であるもの」経など三経/外過去「苦であるもの」経など三経/外過去「無我であるもの」経など三経/内処無常経/ほか

第一八 海の章

第一・第二海経/釣師喩経/乳樹喩経/コッティカ経/カーマブー経/ウダーイー経/燃焼門経/第一・第二手足喩経/

第一九 毒蛇の章

毒蛇喩経/車喩経/亀喩経/第一・第二木幹喩経/漏泄法門経/苦法経/キンスカ喩経/琵琶喩経/ほか

補註
索引
ISBN9784804312194; 4804312196
點閱次數36
建檔日期2023.07.06
更新日期2023.07.06










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