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最古の世界地図を読む:『混一疆理歴代国都之図』から見る陸と海=Analyzing the Oldest World Map |
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作者 |
村岡倫 (編)=Muraoka, Hitoshi (ed.)
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濱下武志 (著)=Hamashita, Takeshi (au.)
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中村和之 (著)=Nakamura, Kazuyuki (au.)
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岡田至弘 (著)=Okada, Yoshihiro (au.)
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渡邊久 (著)=Watanabe, Hisashi (au.)
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版本項 | 初版 |
出版日期 | 2020.02.28 |
頁次 | 298 |
出版者 | 法藏館 |
出版者網址 |
https://pub.hozokan.co.jp/
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出版地 | 京都, 日本 [Kyoto, Japan] |
叢書名 | 龍谷大学アジア仏教文化研究叢書 |
叢書號 | 16 |
資料類型 | 書籍=Book |
使用語言 | 日文=Japanese |
附註項 | 参考文献あり |
關鍵詞 | 古地図; 世界地図 |
摘要 | 最新の技術でよみがえった現存最古の世界地図―龍谷大学蔵『混一疆理歴代国都之図』を詳細に分析し、当時の人々の世界認識に迫る。
時空を超えた多様な情報が盛り込まれた『混一疆理歴代国都之図』、そこに描かれた陸と海の諸相を読みとる。
李氏朝鮮で作製された世界地図「混一疆理歴代国都之図」。復元技術により作製時代の原型が忠実に再現され、文字の解読が可能となった龍谷大学図書館所蔵の図を読み解き、そこに描かれた陸と海の諸相を論じる。
龍谷大学図書館が所蔵する『混一疆理歴代国都之図』は、李氏朝鮮で作製された現存する世界最古の世界地図の一つ。 世界帝国を築き上げたモンゴル帝国時代の地名が数多く記されているなど、大航海時代以前にアジアで作られた世界地図として研究上の価値が高いことは古くから注目されてきたが、従来の研究では、基本的には京都大学に所蔵される複製図を用い行なわれてきた。
しかし近年、龍谷大学理工学部教授の岡田至弘を中心とする龍谷大学の「古典籍デジタルアーカイブ研究プロジェクト」によって、デジタル工学に基づく地名の鮮明化や色素・素材分析などによる復元方法が開発され、作製時代の原型が忠実に復元され、これにより原図の文字の解読が可能となった。
本書では、このような最新のデジタル工学技術によってよみがえった龍谷大学蔵『混一図』に基づいた分析によってみえてきた新知見を公開する。 |
目次 | はしがき[村岡 倫]
海洋が生んだ世界図――龍谷大学蔵『混一図』が示す海域像― [濱下武志]
はじめに 一 『混一図』研究をめぐる諸課題 二 海洋から見た『混一図』 三 鄭和の大航海と海域世界 四 日本・琉球・東アジア海域をめぐる『混一図』の変化 五 琉球王国と東南アジア・日本・朝鮮・中国をつなぐ歴史文化情報 六 朝貢システムと海洋交易ネットワーク 七 東アジア・東南アジアにかけた朝貢体制の形成と琉球王朝『歴代宝案』 八 『混一図』と南洋――鄭和の西洋下りと琉球ネットワークの交錯 九 海洋文化と海神――海神媽祖と媽祖信仰圏 おわりに
モンゴル帝国時代の国境なき交流の道 [村岡 倫]
一 「龍谷図」の概略 二 日本はなぜ逆さまに描かれているのか 三 モンゴル高原と中国本土を結ぶ交通路の拠点「野馬川」 四 モンゴル高原と中央アジアを結ぶ交通路の拠点「稱海」 五 『混一図』に記されるモンゴル高原の地名と交通路 六 『混一図』に描かれた海岸線 七 仏教における世界認識の研究に向けて
『混一図』に描かれた北東アジア [中村和之]
はじめに 一 『混一図』の北東アジア地域についての記載 二 『混一図』に見える女真と『日本図』の刀伊 三 モンゴル時代の黒龍江・宋瓦江と『混一図』 おわりに
『混一図』の保存のためのデジタル修復・複製 [岡田至弘]
一 はじめに 二「龍谷図」の現状および複製化 三 まとめ
「龍谷図」の彩色地名・歴代帝王国都および跋文 [渡邊 久]
一 『混一図』の彩色地名と歴代帝王国都 二 『混一図』の跋文について
執筆者一覧
龍谷大学アジア仏教文化叢書16 刊行の辞 [楠 淳證] |
ISBN | 9784831863850; 4831863858 |
點閱次數 | 54 |
建檔日期 | 2023.10.19 |
更新日期 | 2024.01.10 |
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